リンク: 河北新報 東北のニュース/農家の軽トラをEVに改造 あきた研究会、来年発売目指す.

秋田県内の「あきたEV研究会」が,農家の軽トラックをEVに改造するプロジェクトを進めていると伝えています。

改造費を100万円以内に抑え2014年の発売を目指すとしていますが,もう少し費用を抑えないとプロジェクトは進まないかもしれません。なぜなら,新車の軽トラックの価格が70〜100万円で発売されている現在,改造費だけで100万円ではそれだけで新車が買えてしまうからです。

また,三菱の電気トラックMINICAB-MiEV TRUCKの売れ行きから見ても改造費100万円では難しいでしょう。MINICAB-MiEV TRUCKは補助金制度を利用して今のグレードで約160万円(急速充電機能なし)ですが,11月には9台(価格改定前のグレード)しか売れていません。「環境問題」よりも現実的な価格が一番の問題で,それが販売不振の原因でしょう。

確かに農家には1家に1台の軽トラですが,安いから軽トラであって,オイル交換がないなど維持費が安い,ガソリンスタンドへ行かずに家で充電といっても,目先の100万円という金額に躊躇してしまい,改造してもらえない可能性が高いです。ましてや,軽トラの運転手はお年寄りが多いですから,あと何年乗るかわからない車に新車が買えてしまうだけの金額を再投資するとも思えません。

一般的な電気自動車にもいえることですが,その経済性や環境性能に気づき,売れ出すにはまだまだ時間がかかりそうです。売れ出せば,プリウスのように少々高くても売れるのですから。

EVは本当に普及しない3(2013/03/15)