リンク: 電気自動車は普及しないのか/苦戦の要因と未来への展望 | THE PAGE(ザ・ページ).

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(EVが普及してこない)苦戦の要因は何でしょうか?

「充電設備など電気自動車のインフラ整備、初期投資が遅れている。また、電気自動車に対する消費者のイメージがついていない状態といえる」

充電設備については「充電のためのインフラ不足」にも書いていますが,正確にはインフラ不足は解消されつつある県もあるが,まだまだ不足しているところもあるというのが実態です。実際,急速充電器は全国に2013年6月5日に1,677箇所だったものが,設置補助金の増額もあり1ヶ月後の7月5日には1,716箇所に増えています。

私の場合は身近に急速充電器がないこともありますが,購入後の2年間,ほとんど家での200V充電で済ませていますし,通勤での往復など普段使いではこれで十分足りています。評論家を筆頭にマスコミがいまだに卵が先か鶏が先かのような「インフラ不足」をEVが普及しない原因に取り上げることで,「消費者のイメージがついていかない」状況を作っているのではないのでしょうか。

EVのデメリット4)充電のためのインフラ不足

「電気自動車に対する消費者のイメージ」がついていないのは確かですが,上のように正確な情報が伝わっていないから良いイメージができないというのも間違いないことでしょう。

たとえば,最近尋ねた自動車ディラーの方は,1年近く前から設置されている近所の自動車ディラーの急速充電器をご存じありませんでした。違う系列会社とはいえ,充電する側にとってはそれは関係ありませんし,24時間開放しているところであればなおさらで,営業に利用しないてはないでしょう。

また,登り坂を目の前にして「電気自動車なので馬力はありません」と言ったり,旧型のリーフとはいえ「フル充電で航続距離は100km」という営業マンもいるようです。

EVのデメリット6)坂道に弱い に書いたようにEVは,登坂能力という面では坂道に強いですが,電力消費という面では坂道にはとても弱い車です。このへんの違いをわかっていて営業マンは説明したのか上のブログからは不明ですが,「馬力がない」ではEVのイメージを損なうでしょう。

エアコン(特に暖房)を入れるか入れないかによって航続距離は大きく違いますから一概には言えませんが,10.5kWhの電池しかない私のアイミーブでも上手く走らせれば100km前後までいきますから,私の2倍以上の24kWhを積むリーフなら問題のない距離でしょう。説明方法が悪いのか走り方が悪いのか。(2)走る距離が短い

すべてではないでしょうが,売り手の方ですらこのような状態ですから「消費者の負のイメージ」を変えることは容易ではありません。

課題は「航続距離」と「充電」

電気自動車の普及には、充電や航続距離をめぐる技術革新が必要

EVのデメリットの「走る距離が短い」「充電時間が長い」「充電のためのインフラ不足 」に書いたようにデメリットもありますが,使い方・考え方次第でデメリットの割合は限りなく小さくなります。もちろん「技術革新」によってそれらのデメリットが更に小さくなれば,乗って楽しいEVが魅力あるものになることは間違いないでしょう。

課題は,「乗って楽しい車」であることを伝え,「正確な情報」を広めることにあると思っています。