リンク: 水素を液体化、体積500分の1に 千代田化工建設の新技術を聞く :日本経済新聞.

日経は,燃料電池車にも通じる,水素を常温・常圧で液体化して貯蔵や輸送が可能になる技術を千代田化工建設が開発したという記事を載せています。

有機溶剤のトルエンと水素を化学反応させメチルシクロヘキサン(MCH)という化学物質にして水素を貯蔵・輸送する技術だそうで,高圧ボンベを必要とすることなく常温・常圧で体積を500分の1にすることができるそうです。この場合の体積がどれくらいになるのかわかりませんが,ある程度大きなものでもトラックやバスなら対応できるかもしれません。液体になったMCH をガソリンタンクのような物に入れ,トラックなどに車載したシステムで水素を取り出すことができれば,今は高価な燃料電池車もより低コストで作ることは近い将来に可能になるかもしれません。

燃料電池車の課題の中の大きなものはその車両価格と水素を供給するステーションのインフラ整備ですが,水素を液化したり取り出したりするシステムがコンパクトになれば,既存のガソリンスタンドに水素ステーションを設置し,風力や太陽光など再生可能エネルギーを使って水素ステーションの場所で水素を生産して,常温・常圧で貯蔵することができるようになるかもしれません。そうすれば,建設コストは大幅に抑えることができるでしょう。また,詳しいことはわかりませんが,液体であれば水素爆発の可能性は低くなるでしょう。

燃料電池車の普及をマスコミは書き立てますが,その課題の大きさから考えてまず無理だと思っていましたが,技術の進歩は固定概念を簡単に打ち砕いてくれます。

EVにも革新的な技術が近いうちに現れてくれることを期待しています。

リンク: 日産、高級EV開発を延期 新技術の開発まで - WSJ.com.(2013.7.17)