9月下旬の納車ですので気が早そうですが,7月17日に200V工事の見積もりを取りました。注文書に関係してくるからです。
i-MiEVには,標準で200V(15A)の専用充電ケーブル(5m)がついています。普通の充電環境であればそれで問題ないのでしょうが,コンセントを設置しようとする車庫の近くに犬をくくっており,どうしてもそこから犬を動かせないためにケーブルを地面にはわせるわけにはいきません。そこで,ケーブルをぶら下げる形で取り回し,犬がとどかないところで充電ガンを差さなければならなくなりました。コンセントの場所によってはオプションにある10m仕様のケーブルに変えなければならないので,工事の見積に電気屋さんに来ていただいたわけです。
結果,標準ケーブルで可能な位置にコンセントを設置できる見込みが立ち,出費(10800円)を抑えることができました。

見積額は税込で約6万円でした。外からの引き込み線がコンセントを設置しようと思っていたすぐそばにあり,配電盤からの引き回しが必要でなかったらしく思ったよりも安くてすみそうです。

家庭用200V工事(ECOカーアジア)2011年02月17日

工事が終わったら再度写真などを載せますが,見積に入れてもらった物を書き出しておきます。
○外部ボックス・・・雨には濡れにくい場所ですが,密閉された車庫ではないのでボックスを新設してもらいます。
○200V計器・・・充電した電力量を調べるためです。
○タイマー・・・家はオール電化ではありませんし,昼間にも人がいるために夜間の電気料金が安くなる『時間帯別電灯』(関西電力)にはしていませんが,充電開始時刻を深夜にずらすためにつけます。EVでは「深夜電力」は使えないようです。(以下追記へ)
○漏電ブレーカー
○コンセント
○アース工事など

 関西電力の料金表(2021/10/30)
 

(追記) 

関西電力で夜遅くに電気代が安くなる電気料金メニューは「はぴeタイム」「はぴeプラン」「時間帯別電灯」「深夜電力A」「深夜電力B」があります。このうち「はぴeタイム」と「はぴeプラン」は,オール電化かエコキュートや電気温水器を使っていることが対象の条件ですから,わが家の場合は除外になります。

「深夜電力」は,専用の屋内電線を使って毎日午後11時から翌日の午前7時までの時間に限り電気を使うことが前提となるようです。(私の理解では昼間などの他の時間帯は使うことができないということ。その分深夜時間帯の電気料金は「時間帯別電灯」などと同じでも昼の高い料金がカットされるので,トータルで見ると安くなる)この「深夜電力」には「A」と「B」があって,その深夜電力約款をみると「A」の適用範囲には「温水のために動力(小型機器は動力とみなします。)を使用する需要」と書いていますから「温水」を扱わないわが家では除外となります。

ところが「B」の適用範囲には「動力(小型機器は動力とみなします。)を使用する需要」と書いてあるだけで「温水」とは一言も書いてありません。また,その供給条件に「専用の屋内電路を施設し,直接負荷設備に接続していただきます」とあります。EVは動力にあたらないのか。「直接負荷設備に接続」とは,常時コンセントにプラグを差しておかなければないのか。そのあたりの意味がよくわかりません。

先の国沢光宏さんの原稿「深夜電力」は使えないは上のような約款の文言にかかわってのことのようで,EVは「深夜電力」の適用に入っていない,だから使えないという結論になったようです。

関西電力管内のわが家の場合は,深夜に安くなるが昼間は高くなる「時間帯別電灯」か普通の「従量電灯A」というのになりそうです。しかし,深夜電力約款をみる限りにおいてはなんとなく交渉の余地はあるような気もします。

たとえば,関電のホームページの方には「深夜電力A」と「B」がごっちゃに書いてあって,「B」の対象者が「毎日午後11時から翌日の午前7時までの時間に限り、電気温水器等を使用」とあるあたりは,関電自身も約款をよく読んでいないところがありそうだからです。

こう書いていて「深夜電力」の供給条件の中に「契約使用時間以外の時間は,適当な装置を用いて電気の供給を原則としてしゃ断いたします」という項目を見つけました。となると家の電力計の前からEV専用の配線を引かないと,わが家の朝7時以降は停電になりそうです。

やはり「深夜電力」は使えないのでしょうか。東日本大震災の影響でオール電化の普及にブレーキがかかるかもしれない中で,EVの普及のための約款の変更は電力会社にとってプラスの材料になると思います。ぜひ改訂を!

(追記2)

東京電力の「電気供給約款」「深夜電力PDF」を見つけました。東電のホームページの「深夜電力B」は「電気温水器などにご利用いただける契約」となっていますからEVの入る余地はなさそうですが,「深夜電力B」の「約款」は関電とほぼ同じ文章で適用範囲は,「毎日午後11時から翌日の午前7 時までの時間を限り,動力(小型機器は動力とみなします。)を使用する需要で,契約電力が原則として50キロワット未満であり,かつ,お客さまが1 年を通じてこの契約種別の適用を受けることを希望される場合に適用」とあります。「動力」とはありますが,「A」にある「温水」の文字はありません。

EVと深夜電力B契約の駄目駄目な関係」(うららkaブログ版)2011.07.29

関電には,次の休みにでも営業所で聞いて報告します(^O^)