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EVの普及には「1充電当たりの航続距離の短さ」「市中の急速充電器の少なさ」「充電にかかる時間」と解決しなければならない3つの“充電”問題がある

「市中の急速充電器の少なさ」について

自宅や事業所等で夜間充電するのがEVの基本ですから,遠くへ行きバッテリーの残量に不安がでてきた場合に急速充電器を使うことになります。その不安を解消するのが「急速充電器」ですから,「急速充電器」があることによって安心を担保することができれば,使われずにすむこともあるかもしれません。実際,急速充電器を設置したことによりEVの利用頻度は上がったが,急速充電器そのものの使用回数は多くはならなかったというレポートもあります。

「市中の急速充電器の少なさ」を問題視する意見はありますが,上記のような実態を考慮すれば,『場所の少なさ』が問題なのではなく,急速充電器の設置場所を計画的に配置できるかが問題となります。また,今後の普及拡大を見通せば1ヶ所に複数のコンセントを用意することができるかが大きな課題となってくることでしょう。

エネルギー応用技術研究所