2007年より気になった電気自動車関連のニュースを、コメントとともに書きとめています。記事によっては、時間がたつとリンク切れする場合があります。

(システムを変え、データが変更になったところがあるので書き直しました。元データは2019/02/02ですが、そちらは削除しました)

電気自動車はいうまでもなく電気で走りますから、うちでは基本的に電気代の安い深夜電力(23時から翌朝7時まで)で充電しています。遠くへ行くことはまれであるために、この方法で十分であり、まれに遠くへ行ったときだけ急速充電器のお世話になります。

この深夜電力を関西電力では、「はぴeプラン」の「ナイトタイム(夜間時間)」料金としており、1kWhは2020年1月現在10.7円となっています。(2019年2月10.51円、「はぴeプラン」は、2015年4月1日以降、新規加入停止)

これをうちのアイミーブ・Mグレード及びミニキャブミーブ・トラックにあてはめると、両車ともリチウムイオン電池10.5kWhしか積んでいませんから、ゼロからの満充電で約112円でしかありません。

これで今の時期にスタッドレス・タイヤをはいて暖房をいれてと電費があがらない状態で走っていても、約112円で60kmぐらい走るのですから、コストパフォーマンスも十分です。

電気自動車は走ることのできる距離が短いと何かにつけて課題にされてきましたが、リーフ e+になって大幅に距離が伸び普通のクルマに近づいたら、今度はやれ「充電器には地域差がある」だの、「充電には時間がかかる」だの、挙げ句の果てには「サーキット走行」を考えたタイヤとブレーキではないだのと、買わない理由を並べたがる日本人の何と多いことか。(TV番組風に)

「ガソリン車と比べれば・・・」は最初から電気自動車を買う気がない人の常とう句です。

他にも買わない理由の中に、充電に使う「電気」も火力発電なら「CO2を出している」だの、原子力発電なら「再稼働を早く」だのと次々と持ち出してくるに決まっていますが、自前の太陽光発電なら「うちは太陽光で走っています」で胸を張ることができます。
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(電トラの後部。このシールを指さして、「ソーラーパネルが車に載ってないけれど?」と言われます。三菱電機でいただいたシールの社名部分を切って貼っています)
前置きが長くなりました。

ガソリン車と比べようがない環境を作りたいという思いで、自前の太陽光発電で100Vというユックリ充電で、充電料金ゼロという環境が改良できたので報告します。

このような太陽光発電を備えることにより、2018年9月6日に起きた地震によって北海道内全域での大規模停電(ブラックアウト)のような非常時にも電気を確保できます。もちろん、メーカー製のソーラーパネルを屋根に上げ、蓄電地つきの充電システムをつければよいのですが、システムそのものがまだまだ高いですし、自分で作り上げることが好きな性分ですから、架台からすべて自作しました。
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充電環境の主な機器は以下のようになっています。
  • ソーラーパネル160W10枚(JAsolar社製 1.6kW)
  • チャージ・コントローラー(I-PANDA社製 eSmart3-40A)
  • リチウムイオン電池(O'cell社製 48V40Ah
  • インバーター(DENRYO[電菱]社製 SK2000-148 2000W)
1CCとインバータ
(eSmart3-40AとSK2000-148

40Ah
( 48V40Ah) 

以前のものは、裏口外に作った雨が入らないスペースに機器を並べていましたが、万が一の発火に備えて自宅とは離した場所にスチール製棚を改造して設置しました。一見してスペースが狭いですが、ファンが回ったときの換気には気をつけています。
 
 具体的なシステム設計については「その2」で

「音静か、環境に優しい」霊きゅう車にEV導入(2020/01/11)

電気自動車は確かに静かですが・・・。
見送る方はエンジン音がしないし排気ガスの匂いもしないので良いでしょうが、同乗者にとって斎場へ行くまでの時間が静かすぎるのも善し悪しかもしれません。

日本セレモニーでは、「日産リーフ」の車体を2メートル延ばす改造をしたそうです。(日本セレモニーのHPにニュースリリースのようなものがなかったので写真はリンク先の記事をご覧ください)

葬祭場と斎場との往復を1日に何回するかの葬祭事情はわかりませんが、限られた距離を走り、高速走行しない霊きゅう車は、電気自動車にとって適役なのかもしれません。

日本初の電気自動車の霊きゅう車お披露目(2020/01/09)

VWが移動式の充電ロボット開発、完全自動でEVなどを充電(2020/01/06)

フォルクスワーゲンの開発した「移動式充電ロボット」を紹介していました。

田舎でもリーフの台数が増え、電気自動車の存在が知られるようになってきましたが、それでも「EV」が充電するスペースに知ってか知らずにか止めているガソリン車を見かけるときがあります。

急速などの充電器が固定されて置かれているから、充電するにはその特定の場所が必要になるわけで、充電器の方から電気自動車へ寄って来てくれたら、電気自動車をどこに止めてもそうした問題は起こらないという考え方の元に造られた製品のようです。

日本のように狭い駐車場が多いところでは、充電ポートが前か後ろにある電気自動車でしか充電できないのではと最初は思いましたが、アームが自在に伸びるイメージ図を見る限り横にポートがあっても対応できそうです。さすがに、ミニキャブミーブやミニキャブミーブ・トラックのように横の真ん中にポートがあれば難しいでしょうが。

無線を使って充電する方式も研究されているようですが、やはり埋込の装置がある所定の場所でしか充電できませんから、今の充電渋滞を、また将来台数が増えたときの充電待ちを解消するには、同時に充電できる充電器数をたくさん確保しなければなりません。かといって日本特有でしょうが、帰省の時期の必要数に合わせて急速充電器を設置すれば、その他の期間には充電器が遊んでいるということになりかねません。

移動式の充電ロボットは、帰省の時期に増やしたりイベントがある場所へ移動させたりと、時期や場所に応じた必要台数に柔軟に対応できるので、そういう意味でも面白い発想の製品かもしれません。また、蓄電式の移動充電ロボットですから、自らの電池に電気を貯めるとき、高圧でする必要がありませんから、電力会社に支払う料金が安くなるメリットもあるでしょう。

【金子勝の言いたい放題】NO5 世界は電力タダの時代に エネ転が拓く経済転換(飯田哲也さんと) (2019/12/30)

10分4秒からの「蓄電池のコスト低下と市場拡大」のグラフの中に、三菱アイミーブが出てきます。(最も売れているリーフでないところがうれしい)


映像中に示されたデータでは、太陽光発電の発電コスト(2017年)は以下のようになっているそうです。
インド 約4.2円/kWh
メキシコ 約3.9円/kWh
チリ 約3.2円/kWh
ドバイ 約2.7円/kWh
サウジアラビア 約1.97円/kWh
このように世界は電力『タダ』の時代へ向かっているのだそうです。
もちろん、発電するまでの設備投資やその後のメンテナンス・コストは必要になりますが、発電維持のための燃料費は必要ありませんから、この電気で走らないと、もったいないことは確かです。(コメント欄に補足しています)
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 (画像:アメリカではこの10年で太陽光は約9割安くなった)

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「国レベルでGDPの5パーセント石油・化石燃料を輸入している。
地域レベルでも(石油・化石燃料の使用により)5〜15パーセント地域経済をロスしている 」
この石油・化石燃料の代金は国外へ流れ出ているので、これを再生可能エネルギーに転換することで地域内でお金が回るようになるという話です。

【エンジニア視点】電動化でS-AWCが「もっとスーパーになる」…三菱 4WD&EV制御エンジニアが語る(2019/12/30)

2020年、日本に登場する電気自動車は?【新春まとめ】 (2020/01/02)にもあるように、今年2020年には様々なメーカーからさまざまな電気自動車が発売されそうです。

しかし、どれもお年玉では買えそうにない価格の車ばかりで、電気自動車の「普及」にはどうしても「200km走って200万円」の車が必要です。

それには軽クラスで電気自動車化を求めるしかなく、2020年、日本に登場する電気自動車は?にも「2020年には出してほしい、日産&三菱の軽自動車EV!」とあります。

そんな思いを知ってか知らずにか冒頭の記事には、 三菱のエンジニアが、2009年に世界初の量産電気自動車アイミーブ(i-MiEV)を発売することができた歴史を語るとともに、今後の商品体系に関わる話の中で「小さなクルマは走行距離において遠出の心配があまりないのでEVになり、i-MiEVはまさにその象徴です。大きなクルマはお客様も遠出をしたいとの希望もあるので、PHEVを中心に展開していくことになります。大きくはその二つの路線」と話しています。

「小さなクルマ」の部分は、2019年東京モーターショーで、日産が発表した軽自動車サイズのコンセプトカー『IMk』を念頭においているものと思われます。( 日産と三菱の合弁会社であり軽自動車を製造する「NMKV」)

電池価格はどんどん下がってきている(2010年には1kWhあたり1000ドル(約10万円)だったのが、2019年には150ドル前後(約1万6000円))ようですから、ぜひとも2020年中には発売してほしいものです。


軽クラスは日本独自のものですが、「200km走って200万円」の車であれば、CO2削減を求める欧州やアメリカの州、中国などでも競争力があるのではないかと思います。

あらためてホンダe の価格(2019/09/12)をながめてみると、ID.3もリーフもe-up!も1充電航続距離(km)がそのまま同じ数字の価格におさまっていることがわかります。たとえば、e-up!は260km走って263万円というふうにです。

車サイズが違うので同じになるとは限りませんが、「200km走って200万円」は夢ではない数字かもしれません。

こう考えるとするとホンダe の価格はいかにも高すぎますが。

【トップ近況】「電気自動車は価格破壊が起こり、将来的には5分の1くらいになるだろう」 日本電産・永守重信会長(2019/11/20)

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