2007年より気になった電気自動車関連のニュースを、コメントとともに書きとめています。記事によっては、時間がたつとリンク切れする場合があります。

【ホンダe】概要発表…従来EVがタブレットならこれはスマホ、コンパクトボディに最新技術を集約(2020/08/05)

ホンダは「Honda e」の公開を前に商品概要の説明会を行い、その時のメディア向け資料を元に各メディアがスペックを一斉に報道していました。

特に気になったところはWLTCで、今までの報道とヨーロッパでの発表と大きく違っていました。 どうしてこんなに違ったのか、質疑応答の時間はなかったのか、この点について突っ込んだ事を書いているところはないようでした。

(事前情報)220km・・・(今回)283km (2グレードあるうちのベースグレードだと思われる)
  • Honda e 35.5kWh、283km(WLTCモード修正済み)、予想価格450万円
  • 日産リーフXグレード 40kWh、322km(WLTCモード)、約382万円
  • プジョーe-208 50kWh、340km(WLTPモード)、約390万円
  • 日産アリア(2WD) 65kWh、450km(WLTCモード)、予想価格500万円(発売は2021年中頃)
Honda eの販売は2020年後半だそうですから、早くて10月ぐらいかもしれません。なぜなら、全国のホンダ正規ディーラーにHonda eの試乗車が配備されるのが、10月以降だということだからです。しかし、その台数は約140台だそうで、全国のホンダ正規ディーラーは約2150店のようですから、10店舗に1台あるかないかということになります。以前小耳にはさんだ各県一桁の台数しか割り当てがないというのは、このことを差していたのかもしれません。  

一番の関心事は今後発表されるその価格ですが、ヨーロッパでの価格から予想される450万円を「戦略的価格設定」で、Honda eよりも航続距離が長く価格が安いプジョーe-208以下にすれば、多いに注目されるでしょう。航続距離では大きく予想を上回ったのですから、価格も予想を裏切ってほしいものです。

航続可能距離に関して、「(283km)これ以上走るとなると急速充電が必要になり、その急速充電時の充電性能というのは今回の新型バッテリーでは優れ、充電警告灯が点いてから30分の充電で202km走ることができます」と語ったそうですが、アイミーブMグレードなどに搭載されている東芝のリチウムイオン電池「SCiB」は、約10年も前から同等の性能を発揮していました。(新型バッテリーの体積は小さくなっているでしょう)

急速充電はMグレードの利点?(2011/08/28)には、バッテリー残量計0目盛、「航続可能距離表示」10kmから急速充電を始め、85パーセントになるまでに約14分だったと書いています。アイミーブMグレードの10.5kWhのバッテリー85パーセントで、100km近く走ると思いますから、「新型」で「優れた」35.5kWhのバッテリーに約10年前のバッテリーでも十分に対抗できそうです。

嫌みったらしく書きましたが、東芝のリチウムイオン電池「SCiB」の性能を知っている者にとっては、航続可能距離に関して苦しい「言い訳」をしているようにしか聞こえませんでした。

良い点では、電気自動車ならばぜひほしいと思っている「AC100V」が装備されていました。

最小回転半径が4.3mとはいえ全幅は3ナンバークラスだそうですから、航続可能距離を筆頭にやはり軽EVの出番はありそうです。

ホンダe の価格(2019/09/12)

「売れると困る」( 2019/11/28)

ホンダe の電池容量を考える(2020/04/25)

ホンダのバッテリー(2020/07/16)

Honda e ホームページ公開(2020/08/03)

Honda e ホームページ

Honda e ホームページ(Coming Soon)

ホンダはHonda eの「ボディカラー」や「LEDヘッドライト」、「ワイドビジョンインストルメントパネル」などを紹介したホームページを公開していました。

その中で、 「Honda eとつながるWeek」と題して、Honda e体感イベントを実施すると告知していました。この中で発売日が発表されるのかもしれません。
  • 期間: 2020/8/29(土)~2020/9/13(日) 時間:10:00~18:00 予定
  • 場所: 代官山T-SITE GARDEN GALLERY
スクリーンショット 2020-08-02 13.18.10
(画像:Honda eのホームページより引用)

それにつけても、ガソリン車はホンダに乗っている身としてはその売れ行きが心配です。「走りがスポーティで素晴らしい」とか「ワイドビジョンのパネルが近未来的」とか言われても、それは電気自動車がいろいろ発売されていて、その中から好みに合ったものを選ぶときに気にする点であって、電気自動車の選択肢が少ないときにはバッテリー容量の違いによる一充電走行距離と車両価格に目がいきがちです。

以下のような似通った選択肢の中で選ぶとすれば、私なら価格と装備から「プジョーe-208」を、お金があって一充電走行距離が長いのが良ければ日産アリア(2WD)65kWhでしょう。

Honda eに50万円足せば、バッテリー容量が30kWhに増え走行距離も2倍になるのですから、日産アリア(2WD)65kWhを選ばないてはないでしょう。Honda eの販売価格が予想通りなら、苦戦するのは目に見えています。

もっともHonda eはヨーロッパの規制に合わせて出すのでしょうから、日本での販売台数に躍起になるわけではなく、ホンダのバッテリー(2020/07/16)で書いたように、県によっては販売割り当て台数が一桁という話ですから、そこそこ売れれば良いのかもしれません。 ホンダe の価格(2019/09/12)

「売れると困る」( 2019/11/28)

ホンダe の電池容量を考える(2020/04/25)

バッテリー容量35.5kWhとはかったようにHonda eと同じマツダ「MX-30」は、2020年秋にまず、ハイブリッド車のモデルから発売するそうですし、電気自動車モデルは、2020年度中にリース販売から開始する予定だそうです。 Honda eのようにバッテリー容量の割に車両価格が高ければ、現状ではこのようにせざるを得ないのかもしれません。

三菱自動車 2020年6月単月 生産・販売・輸出実績(2020/07/29) 

2020年6月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報(全国軽自動車協会連合会 - 統計資料)

アイ・ミーブ普通車は、細々と「2」台が4月から続いています。

ミニキャブ・ミーブは、日本郵便から受注した1200台に今月の123台でそろそろ近づいてきたかもしれません。日本郵便がEV 1200台導入(2019/03/27)

アウトランダーPHEV
は2020年冬頃モデルチェンジするとのウワサがありますが、2022年度かもしれません

三菱 アウトランダーPHEV、EVモードの航続延長へ…今冬米国で改良(2020/07/28)
  • バッテリー容量:13.8kWh
  • 最大出力:約10%引き上げ
  • モーター出力:約10%向上
1

2009年11月から2020年6月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値)


ミニキャブ・ミーブ

アウトランダーPHEV

アイM普通

国内販売総数


8009 

54419

181

↓2020年度合計


264

352

6

03月

0 0 0
02月

0 0 0
01月

0 0 0
12月
  0 0
0
11月

0 0 0
10月
  0 0 0
09月
  0 0 0
08月

0 0 0
07月

0 0 0
06月

123 179 2
05月

128 77 2
04月

13 96 2
(アイ・ミーブ軽自動車規格(下の表中の青色)(2009年7月〜10月の記録なし)2018/03 生産終了
(2020年3月で掲載中止。2009年11月以来国内販売総数 10814台)

アイM軽

ミニキャブ・ミーブ

アウトランダーPHEV

アイM普通

↓2019年度合計

0

796

4970

105

03月
01953957
02月
0 153499 7
01月
0 3239214
12月
0 64349
4
11月
099308
10月
0 62228 21
09月
0 64109917
08月
0432584
07月
05942316
06月
0144398
05月
043553
04月
072250

アイM軽

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

アイM普通

↓2018年度合計

43

296

6780

70

03月
5 4169610
02月
2 484585
01月
2 1644913
12月
0 76839
11月
0 339130
10月
3 1955710
09月
3 2112474
08月
5 216787
07月
2 303303
06月
11314055
05月
881974
04月
2211670
(2018/03 アイ・ミーブ 軽自動車規格の製造中止)
(ミニキャブミーブ・トラック2018年3月で掲載中止。2016/03製造中止。
 2012年の発売以来国内販売総数1018台

 

アイ・M

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

M-トラック

↓2017年度合計

167

285

4951

3

03月
1531665-
02月
1226
576
-
01月2430585-
12月
1415343-
11月
2018235-
10月
1416237-
09月
1317568-
08月
1216293-
07月
10302801
06月
1332487-
05月
13354001
04月
7192821

 

アイ・M

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

M-トラック

↓2016年度合計

145

205

3625

43

03月
14378464
02月
30
66
459
2
01月31111904
12月
216244-
11月
753114
10月
11
2
486
8
09月
2
4
(未発表)1
08月
7
3
151
3
07月
10
11
261
2
06月
1521
253
9
05月
10
20
174
3
04月
6
9
250
3
アイ・M
ミニキャブ・M
アウトランダーPHEV
M-トラックは2016/03をもって製造中止
↓2015年度合計

489

423

11840

126

03月
10
8
955
6
02月
39
71
1317
20
01月
31
23
801
6
12月
35
21
518
11
11月
23
27
814
8
10月
21
26
1145
4
09月
73
57
1896
15
08月
68
44
1313
9
07月
73
32
2383
9
06月
59
51
221
19
05月
38
45
289
14
04月
19
18
188
5

アイ・M

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

M-トラック

↓2014年度合計

824

781

8629

181

03月
60
44
796
22
02月
82
52
603
25
01月
84
84
830
20
12月
70
57
608
22
11月
92
76
558
22
10月
102
93
538
18
09月
97
110
1450
6
08月
51
87
457
10
07月
102
124
700
4
06月
41
17
1300
14
05月
25
12
563
10
04月
18
25
226
8

アイ・M

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

M-トラック

↓2013年度合計

1099

1006

8968

181

03月
130
124
736
30
02月
238
98
1630
16
01月
55
42
1298
17
12月
82
59
1488
9
11月
66
92
1705
9
10月
75
93
560
15
09月
95
137
772
21
08月
54
71
776
9
07月
68
93
-
14
06月
70
79
-
9
05月
62
71
-
7
04月
100
71
3
25

アイ・M

ミニキャブ・M

アウトランダーPHEV

M-トラック

↓2012年度合計

2205

2026

4304

436

03月
358
344
1719
269
02月
377
317
2079
167
01月
79
58
506
48
12月
137
121
11月
189
133
10月
141
128
09月
212
197
08月
86
107
07月
157
200
06月
288
256
05月
142
134
04月
39
31

アイ・M

ミニキャブ・M

↓2011年度合計

2552

1927

三菱発表 2012/03
国内外 累計:26000

03月
117
123
02月
446
590
 
 
01月
341
467
 
 
12月
359
747
 
 
11月
326
MINICAB-MiEV
12月販売 
 
 
10月
244
 
 
 
09月
340
 
 
 
08月
207
 
 
 
07月
61
Mグレード販売
 
06月
40
 
 
05月
34
 
 
04月
37
 
 

アイ・M

 

 

↓2010年度合計

2542

 
 
03月
102
震災
 
 
02月
321
 
 
 
01月
219
 
 
 
12月
164
 
 
 
11月
172
 
 
 
10月
179
 
 
 
09月
277
 
 
 
08月
221
 
 
 
07月
383
 
 
 
06月
390
 
 
 
05月
53
 
 
 
04月
61
個人販売
 
 

アイ・ミーブ

 
 
 

↓2009年度合計

748
 
 
 
03月
101
02月
151
01月
188
12月
145
11月
163
(これより以前のデータはなし。「i-MiEV(アイミーブ)」は2009年7月23日から法人販売)

新型軽EV生産に向けて、水島製作所で大型設備投資を実施(2020/07/28)

三菱自動車工業は、水島製作所(岡山県倉敷市)において、新型の軽電気自動車を生産するための設備投資を2020年8月より開始すると告知していました。

日産からの発表はありませんが、むろん軽の生産は日産との合弁会社NMKVが担っていますから、兄弟車である日産ディズと三菱eKのようにデザインなどは違っても日産からも同様の軽EVは出てくるでしょう。実際にリリースの中に「 日産にも投資額の一部を負担 」とあります。

軽EVの形がより具体的にスケジュールにのってきました。

軽EVは水島製作所で(2020/07/28)

ニュースリリースによると今回の投資では、主に以下の3点を新設・増設するそうです。
  1. 新たに採用する駆動用バッテリーの組立設備および検査設備の新設
  2. 駆動用バッテリーケースの内製化に伴うプレス・溶接組立・塗装設備の増設
  3. EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設
この中で気になるのは、「新たに採用する駆動用バッテリー」というくだりですが、 電池容量残存率105パーセント(2020/07/24)に書いたように、長期の使用にも耐えうる劣化しにくいバッテリーが採用されていることを願うばかりです。 軽サイズで軽の販売価格では、1年後発売予定のアリアに搭載される冷却システムの採用は難しいでしょう。であるならば、走行中などにバッテリーの温度管理をしなくてもアイミーブ10.5kWhに採用された 東芝のリチウムイオン電池「SCiB」のような劣化しにくいバッテリーが望まれます。

(加筆) 「設備投資」から量産までの準備期間がどれくらいかかるものなのかの知識はありませんが、素人考えでは、2020年8月に投資を始めて実際に作り始めるまでに、1年も2年もかかっていたのでは損失が大きいのではないかと思います。

リリースに「EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設」とあるように、一からラインを「新設」するのではなく、既存の製造ラインにあくまでも「増設」するのですから、案外早くに生産の発表があるかもしれません。
(加筆ここまで)

三菱自 加藤CEO「2021年度にかけて エクリプスクロスPHEV や アウトランダー 次期型を投入」
(2020/07/27)
この記事の中で加藤CEOは、電動車に関わって『エクリプスクロス』PHEVと新型アウトランダーPHEVの投入について述べたということですし、 「日産自動車と軽自動車のEVを共同開発する検討を開始」と語ったともありました。

軽EVについては既報がいくつもあるので今さらの感じはありますが、公式に語ったということで着実に前に進んでいるのだとの印象を受けました。これは、上の28日発表の伏線だったのかもしれません。

日産、水島で軽EV生産 三菱自と連携、電動化加速(2020/07/24)

日刊工業新聞は、日産と三菱(合弁会社NMKV)の次期軽電気自動車を三菱の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産すると報じていました。

日産自動車は、5月28日に発表した2023年度までの4か年計画の中で、軽EVは2023年までに追加するとしていますが、一部報道によると「軽EVは2020年12月に発表、発売する予定」とのウワサもあります。
スクリーンショット 2020-05-30 10.36.47
「事業構造改革計画」の資料P9より引用)

しかし、5月28日の発表会冒頭で流れたという動画には、軽の電気自動車「IMk」のシルエットがありませんでしたから、2021年中のIMkの発表はないと想像していますが、どうなのでしょう。

冒頭の記事には、「サプライヤーによると量産開始時期は22年以降」と書いていますが、「流動的」とも書いていますから、良い方向に変更されるとうれしいことです。新型コロナの影響で延期ということもあるでしょうが、 日産の続けざまの新車発表を見ていると期待したくなる状況です。 (コメントで情報をお寄せいただきました)
スクリーンショット 2019-10-01 17.03.43

新型軽自動車にEVグレードを(2019/03/15)

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