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5月13・14日に神奈川県小田原市で行われた「次世代エコカー&エネルギーフェア2017 in ODAWARA」へ参加していた往復の記録です。まずは、12日(金)に滋賀県から前泊した足柄SAまでの約330キロの往路から記録しておきます。(両日とも暖房や冷房は使用していません)

前日の金曜日の午後に移動したためか、滋賀県から以下の6箇所で充電をしましたが、一度も充電渋滞に巻き込まれることはありませんでした。

そのことよりも、330キロの距離になぜ6回も充電が必要かを問われるかもしれません。私の乗るアイミーブMグレードは電池容量が10.5kWhしかないために、一充電走行距離がカタログ上で120kmと短く、安全な距離を考えると急速充電器のあるSAなどを各駅停車していくことしか方法がないためです。しかしながら、Mグレードの電池は電気の受け入れが優れているため以下の記録にあるように、短時間で大量の電気を充電することができ、他の電気自動車で良く言われる「30分で80パーセント」よりも比較的短い時間で充電を済ませることができます。(EVOCの懇親会等で50パーセントを切ったところから約90パーセントまで「6分」と吹聴して回りましたが、今回は「10分」の勘違いでした。1回目と2回目の充電時間が6分だったために、思い違いしてしまいました。岡崎SAでの10分が一番効率の良かった時間です。訂正します。
2015年4月18日には、静岡SAで49パーセントから90.5パーセントまで5.1kWh充電し9分でした)

12日の昼下がりに滋賀県北部を出発し、北陸自動車道から名神高速道路へ合流、まずは養老SAで充電しました。いくら走行距離の短いMグレードとはいえ、下り坂の多いこの区間では次の尾張一宮PAまで十分走ることができるのですが、経験上、充電できるところでは必ず充電することにしているからです。なぜなら、電池を使い切った状態に近い次の尾張一宮PAで充電待ちにぶつかった場合、その待ちを避けようがありませんが、養老SAで充電して余裕があれば、充電待ちになる尾張一宮PAをパスして次にある上郷SAへ向かうことができるからです。昨年の2016年7月22日におこなった箱根への往路では、これをうっかり忘れたために痛い目に遭っています。
充電時間の後に書いている充電料金は、三菱の充電カード「ベーシックプラン」月額540 円(税込)を使い、1分12円です。

〈名神高速道路・養老SA・100A〉
充電容量:2.9kWh
充電率:68.5%→91%
充電時間:6分(72円)
P1150324


尾張一宮PAでも運良く先客には遭遇しなかったために、以下のようにチョイ足しの23パーセント分ほどを6分で充電しました。
流れる電流が下がってきたらすぐに充電を中止すれば効率が良かったのですが、今回は夜までに足柄SAにたどり着く計画で移動時間に余裕があり、記録をつけたりメールをチェックしていたりすると、6分はあっという間に過ぎるので、ついタイミングが過ぎてしまいました。

〈名神高速道路・尾張一宮PA・110A〉
養老SA→尾張一宮PA間:約29km
充電容量:2.98kWh
充電率:68.5%→92%
充電時間:6分(72円)
P1150325


尾張一宮PAで充電することができたので、一つ先にある上郷SAをパスし、次は充電器が2基あるために空いている可能性が高い岡崎SAへ寄りました。ここの充電器は、建屋から遠いところに設置されているため、ガソリン車も止めづらくなっています。ところが、後日述べる岡崎SAの下りは、電源ケーブルを回す関係か、建屋に近いところにあるために、ガソリン車が停車している場合があります。敷地内での制約はあるでしょうが、充電器の設置場所の選定はトラブルを避ける上でも重要です。
尾張一宮PAで92%入れ、岡崎SAに着いたときには45%でしたから、約57kmの距離を47パーセント電力消費しました。アイミーブMグレードに後付けしているオートクルーズを使って時速80km前後で走ったところ、ここまでの平均電費は11.89km/kWhと快調でした。
また、岡崎SAの充電器は50kWですから充電時間も短く、Mグレードの電池の半分ほどを入れるのに10分しかかかっていません。充電時間の説明には「30分で80パーセント」というものがありますが、電池の特性や気温、充電器・電池の温度などによって数字は変わってきます。

〈新東名高速道路・岡崎SA・125A〉
尾張一宮PA→岡崎SA間:約57km
充電容量:(未記録)kWh
充電率:45%→91%
充電時間:10分(120円)
P1150326


先に書いたように時速80km前後で走ってきた理由は、電費を稼ぐためもありますが、バッテリーの温度を上げないためでもあります。この日は暑くない日でしたから岡崎SAでも電流値は125A出ましたが、浜松SAでは100Aしか出なくなりました。しかし、そこは電気の受け入れが優秀な東芝の電池SCiBですから、11分でアイミーブMグレード10.5kWhの電池の半分以上の5.4kWhを入れることができました。

〈新東名高速道路・浜松SA・100A〉
岡崎SA→浜松SA間:約62km(最長区間)
充電容量:5.4kWh
充電率:47.5%→91.5%
充電時間:11分(132円)
(写真なし)


静岡SAでも電流値は100Aでしたから多少充電時間はかかるだろうと、メールチェックなどをしている間に、ついうっかりと95パーセントを越えてしまいました。この辺りになると、時間ばかりかかって入る電気は少なくなりますから、無駄な時間を作ってしまいました。それでもMグレードの場合は13分ですが。

ここの待機場所は、下の写真のアイミーブの右側にあります。充電器の左側は草地ですが、こちらを舗装して待機場所にすると、満充電後放置されたときでも差し替えることができます。レイアウトを変えることは難しいことではないように思うのですが、なかなか変わりません。

ここ静岡SAでめでたく走行距離が70000kmを越えました。

〈新東名高速道路・静岡SA・100A〉
浜松SA→静岡SA間:約57km
充電容量:5.8kWh
充電率:48.5%→95.5%
充電時間:13分(156円)
P1150327


静岡SAで入れることができたので、清水PAはパスしました。
そして、往路最後の経路充電、駿河湾沼津SAでは、100Aにも届かなくなりました。時速80kmでスピードを抑えた走りをしてきましたが、走行距離が300kmを越えると、さすがに電池の温度は上がってくるようです。
今日の目的地、足柄SAまでは26kmほどですから、それほど時間をかける必要はなかったのですが、移動時間にゆとりがあり、足柄SAで追加する時間を短縮するために、電流値が下がってくるまで入れました。

〈新東名高速道路・駿河湾沼津SA・82A〉
静岡SA→駿河湾沼津SA間:約58km
充電容量:4.7kWh
充電率:54%→91.5%
充電時間:12分(144円)
(写真なし)


足柄SAのレストインが前泊場所です。SAに到着すると今日初めて充電しているリーフに出会いましたが、ここは2台充電器があるために待ち時間はありません。
明日の移動に備えて、普通充電のように100パーセントとはいきませんが、めいっぱい時間をかけて充電をしておきました。この15分が復路の浜松SAとあわせて、今回の往復における最長の充電時間です。

また、電気自動車にとって暑くもなく寒くもなく、クーラーを必要としない最適な季節での移動初日でしたが、それを示すかのように、約330kmを走って平均電費は12.04km/kWhでした。

経路上の充電総時間は58分でした。ここにはトイレ休憩の分の含まれていますから、ガソリン車の倍ぐらいの休憩時間と見ることができるでしょうか。ガソリン車でも1回30分ぐらいは休憩をはさむでしょう。
料金比較をすると、330kmを20km/Lのガソリン車で走り、ガソリン価格が125円/Lだとすると2063円かかるので、私の電気自動車の約700円は約3分の1で走ったことになります。 

〈新東名高速道路・足柄SA・80A〉
駿河湾沼津SA→足柄SA間:約26km
充電容量:4.4kWh
充電率:60.5%→96.5%
充電時間:15分(180円)

往路経路上の充電総時間(足柄SAは除く):58分
往路経路上の充電料金:696円
P1150338

自動車メーカー純正「Android Auto™」対応アプリを配信 -充電スポット検索スマートフォンアプリ「電動車両サポート」の機能を拡充-(2017/05/16)

三菱自動車は、「ミーブ・シリーズ」などのオーナーに向けた充電スポット検索アプリ「電動車両サポート」を「Android Auto」で使用できるよう機能を拡充し、配信を開始したと発表していました。
iPhone用のアプリも後日配布されるのでしょう。
三菱自動車の純正スマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)で利用可能なアプリですから、私の車には関係のない話ですが。
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「Android Auto」はAndroid TM スマートフォンと車載ディスプレイを連携させ、ナビゲーション・電話・メッセージの送受信・音楽などのスマートフォン機能にドライバーが、安全かつ簡単にアクセスするためのシステムです。
Android Auto上でできることは以下
  • 現在地周辺の充電スポット表示 
  • 絞込み表示(急速充電器のみ表示/NCSネットワークのみ表示)
  • お気に入りスポット、最近使った充電スポットの表示 
  • NCSネットワーク充電スポットの満空情報表示 
  • 営業時間や定休日などの詳細情報表示 
  • GoogleマップTMへの目的地設定

2011年8月18日にアイミーブMグレードが来て.から5年と約9ヶ月で、走行距離が7万キロを越えました。きりの数字をと思っていましたが、12日に滋賀から小田原への移動の途中、高速道路上で止まるわけにもいかず、静岡SAで1キロ過ぎてしまっての写真です。
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電トラを買って以来、もっぱらそっちを中心に乗っているために、5万キロ走行(2015/10/27)や6万キロ越え(2016/07/05)から距離が伸びていませんが、あいかわらずアイミーブMグレードは元気に走り続けてくれています。

充電の記録を見直してみると、7万キロまでの間、約1386回充電しています。(急速充電243回、自宅外での普通充電21回、自宅200V充電1122回、「約」が付くのは記録ミスした回があるかもしれないから)これだけ充電を繰り返してきましたが、下の写真にもあるように今のところ電池の劣化は感じられません。

5月13・14日に神奈川県小田原市で行われた「次世代エコカー&エネルギーフェア2017 in ODAWARA」への往復の記録は別に書きますが、移動の朝に自宅で満充電したときの一充電走行距離は以下のように、久しぶりに136kmを表示しました。
P1150322

日産リーフ チャンピオンレース開催 

第1戦が6月10日(土)に筑波サーキットで行われるそうです。(同時にEV愛車自慢コンテストも開催)

主催:一般社団法人 日本電動自動車振興会
協賛:日産プリンス群馬販売、和光ケミカル、エンドレスアドバンス、ハセテック、テクトム、エネゲート、河村電器


(「EVステーション」よりご案内いただきましたが、「EVOCカンファレンス 2017 in ODAWARA」へ移動があるので、大枠しか書いていません。詳細はリンク先をご覧ください)

クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金) 補助対象車両及び補助金交付額のお知らせ(2017/05/10)pdf

補助金受付は5月下旬から(2017/04/20)と以前に書いていましたが、次世代自動車振興センターから受付開始が5月29日(月)に決まったと発表されていました。

ただし、今年度事業で対象となるのは、2017年4月28日以降に初度登録された車両ですから、今後はプリウスPHVやアウトランダーPHEVの姿を見る機会が増えてくるかもしれません。また、プラグインハイブリッド車に乗り始めて最初の頃は、金額的に見合わなくても充電したくなるのが人情でしょうから、PHVの充電を待つことが増加するかもしれません。ガソリンで走った方が金銭的にも時間的にも有利ですから、このような状態は、しばらくの間だとは思いますが、 もしそのような待ちが増えれば、これを良い機会だととらえて、トヨタ店への急速充電器設置への要望に結びつけたいと考えています。

補助金受付は5月下旬から(2017/04/20)には、補助金交付額を推測して書いていましたが、今回同時に正式な補助金交付額(2017/05/10)pdfを発表しています。主だったところは以下の通りです。
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ほぼ予想通りでしたが、テスラだけは、補助金受付は5月下旬から(2017/04/20)に書いていた一充電走行距離がアメリカ基準での審査値でしたから、JC08モードでは、どの車種も一充電走行距離が400kmを越えており上限の40万円出ました。お詫びして訂正します。

何度も書きますが、この表を見るたびに、国の政策が普及方向を左右してしまうことを思い知らされます。
中国市場動向…日本より強いEVニーズ、中国ならではの理由(2017/05/10)には、「日本は違うと思いますが、中国市場は、政策によるコントロールが強く働きます」とあります。中国は一党独裁政治ですから、このような書き方をしたのでしょうが、今回の補助金額の政策変更をみると日本でも同じように「政策によるコントロールが強く働」くことがわかります。プリウスPHV8.8kWhとアウトランダーPHEV12kWhの電池容量の間にあるミニキャブミーブ10.5kWhは、プリウスPHVなどと比べ一充電走行距離が1.5倍ほどあっても、補助額はプリウスPHV等の半額10万円しかないのですから。

今一度書いておきますが、「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の事業目的は「CO2排出量の削減」であり、日本において「世界に先駆けてクリーンエネルギー自動車の市場を確立」することです。 にもかかわらず、プラグインハイブリッド車よりも一充電走行距離が長いのに電気自動車への補助金は少なくなっています。 補助金が徐々に減らされていくことは、その制度設計から仕方ないことですが、このような「目的」と「具体的な中身」との整合性がとれない政策では、えこひいきした一部の車は買われても広い意味での「次世代自動車の普及を促進」は望むべくもないでしょう。

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