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7月11日(火)に富士スバルラインで行われた EV・FCVパレードランへ参加した復路の記録です。

10日 滋賀から富士山への往路

11日 富士スバルライン EV・FCVパレードラン

翌12日に移動日を設けた帰りは、午前中から走りましたが、距離約350km中あまりにも暑ったので一部で冷房を使用しています。また、以下の5箇所で充電をしましたが、往路での忍野を除いて唯一、浜松SAで充電渋滞にあいました。それは別に新e-Golfに出会うで書いています。


富士吉田市は標高800mほどですから、標高約120mの新富士ICまでは下りが続きます。EV・FCVパレードランに書いたように富士スバルラインの下りで十分に回生させたため、電気は余裕がありましたが、初めての所でもあり無料でもあるので、「道の駅 なるさわ」に立ち寄りました。
ここも忍野村生涯学習センターと同じように課金のボックスはありますが、当面は無料のようで、ありがたい存在です。そこで、お礼に道の駅でワインなどお土産を買い込みました。

〈道の駅 なるさわ・125A〉
充電容量:6.4kWh
充電率:40.5%→92%
充電時間:14分(無料)
P1160072


「道の駅 なるさわ」からはほぼ下り坂ですから、静岡SAまで行くことのできる電気はあったのですが、空いていた清水PAでチョイ足しをしました。何度も書きますが、できるところでのチョイ足しは電池容量の少ないMグレードでは、長距離を走る場合の重要なノウハウです。
ここ清水PAで十分充電できれば、5月の走行データから静岡SAを一つとばして約85km先の浜松SAまでとどくことがわかっていますから、95パーセントまで充電しました。
充電時間が短くなることはわかっていたので、その場を離れず、充電後、清水PA内で昼食をとりました。しかし、この昼食の時間が後ほどの浜松SAでの充電待ちにつながりました。新e-Golfは私が浜松SAに着いたときに充電を始めようとしていたところでしたから。

〈新東名高速道路・清水PA・125A〉 
道の駅 なるさわ→清水PA間:約63km
充電容量:3.1kWh 
充電率:70.5%→95% 
充電時間:6分(72円)
(写真なし)


清水PAと浜松SA間は約85kmと今回の往復で最長区間となります。5月の走行データは清水PAで93.5パーセント、浜松SAで26.5パーセントと余裕でしたから、今回は清水PAで95パーセントもあることから余裕を持って冷房も入れてしまいました。ところが、速度も80kmと上げなかったのですが、暑さのせいもあるのか、5月に125A出た浜松SAですでに100Aまで下がってきました。
電流が下がったように気分も下がる出来事は、ここで高速で初めての充電待ちでした。詳しくは、新e-Golfに出会うで書いています。初物に出会えたのでヨシとしましたが。

〈新東名高速道路・浜松SA・100A〉 
清水PA→浜松SA間:約85km(最長区間) 
充電容量:8.0kWh 
充電率:28%→94.5% 
充電時間:17分(204円)
(写真なし)


岡崎SAでの様子も新e-Golfに出会うで書いています。
5月の走行データでは、浜松SAと岡崎SAとの間で2人乗りで49パーセント分の電気を消費していますが、今回1人乗りと違いはあっても冷房を使用して48パーセント分の減少でした。冷房は暖房よりも電費に影響しないことを示しています。
また、5月の走行データでは、岡崎SAで102A出ていましたが、今回は82Aしか出ず、20分もかかってしまいました。また、90パーセントを越えたところで、課金ボックスの方で終了の操作をしたのですが、ボックスは「終了」になっているにもかかわらず、充電器本体は稼働したままになっていました。しばらく様子を見ていましたが、終了する様子がないので、仕方なく本体のリセットボタンを押して強制終了?させました。本体・課金ボックスとも待機画面になっていたので、問題はないと判断して出発しました。

〈新東名高速道路・岡崎SA・82A〉 
浜松SA→岡崎SA間:約61km
充電容量:(不明)kWh 
充電率:46.5%→96.5% 
充電時間:20分(240円)
P1160075
(着いたときには奥の充電器に黒e-Golfあり)


岡崎SAで十分充電することができたので、上郷SAはパスし、尾張一宮PAで最後、復路で5回目の充電を行う予定でしたが、黒のe-Golfがいたので、次の養老SAまで走りました。詳しくは、新e-Golfに出会うで書いています。
結果的に、清水PAと浜松SA間とほぼ同じ約85kmの最長区間となりました。尾張一宮PAあたりからは上り坂が続くので、冷房を切っての走行となりました。

〈名神高速道路・養老SA・51A〉 
岡崎SA→養老SA間:約85km(最長区間) 
充電容量:4.7kWh 
充電率:33.5%→74.5% 
充電時間:23分(276円)
(写真なし)


復路経路上の充電総時間:80分(待ち時間を含まず)
復路経路上の充電料金:792円

往復での充電総時間:213分(待ち時間を含まず、富士登山分含む)
往復での充電料金:1836円

「充電時間」という手間ひまかかる制約はあるけれど、ゆっくり行くなら安く・この時期も富士山を上ることができる「電気自動車」です。 

7月11日(火)に富士スバルラインで行われたEV・FCVパレードランへ参加した往路の記録です。

まずは、10日(月)の移動日に滋賀県から前泊した富士吉田市までの約360キロの往路で、以下の6箇所で充電をしました。この日は暑い日でしたが、極力冷房は使用していません。また、オプションでつけたオートクルーズを時速80kmに設定していました。なお、充電時間の後に書いている充電料金は、三菱の充電カード「ベーシックプラン」月額540 円(税込)を使い、往復すべての箇所が1分12円です。

10日(月)の昼前にいつものように滋賀県北部を出発し、北陸自動車道から名神高速道路へ合流、まずは養老SAで充電しました。(尾張一宮PAまで行かない理由は、新e-Golfに出会う(2017/07/15)に)

〈名神高速道路・養老SA・100A〉
充電容量:3.6kWh
充電率:66%→94.5%
充電時間:8分(96円)
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今回は、尾張一宮PAをとばし、養老SAの94.5パーセントで岡崎SAまでとどくかと走ってみましたが、岡崎SAまで残り10kmとはいえ、充電率が30パーセントを切ったので、岡崎SA直前の上り坂は難しいと判断して、上郷SAに入りました。
上郷SAで運良く他の電気自動車には遭遇しなかったので良かったですが、上郷SAの1基より岡崎SAは2基で充電待ち確率が低いことを考えると、次回走ることがあれば尾張一宮PAが空いていればチョイ足しし、岡崎SAを目指した方が良いでしょう。

〈名神高速道路・上郷SA・125A〉
養老SA→上郷SA間:約76km(往路最長区間)
充電容量:8.1kWh
充電率:28%→95%
充電時間:16分(192円)
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暑い日であったためバッテリーの温度を上げないように時速80kmで走ってきましたが、浜松SAでは5月と同じように100Aしか出なくなりました。電気の受け入れが優秀な東芝の電池SCiBですが、気温との関係よりも使用時間・方法との関係で電池温度は上がってしまうのかもしれません。
ここでは、四国ナンバーのリーフが充電中でしたが、私がとめると気持ちよく代わっていただきました。もしかしてと思ったらやはり、EV・FCVパレードランへ参加される方でした。ありがとうございました。

〈新東名高速道路・浜松SA・102A〉
岡崎SA→浜松SA間:約72km
充電容量:6.0kWh
充電率:43%→92%
充電時間:13分(156円)
P1160033


5月の静岡SAでは電流値は100Aでしたが、今回は静岡SAですでに51Aまで落ちました。5月には5.8kWhを入れるのに13分でしたが、今回は4.7kWhを入れるのに20分もかかってしまいました。
車の側で電池温度が上がらないような冷却システムを作れば良いのですが、このように時間ばかりかかって電気がたまらないのを見ると、時間課金ではなく入れた電気の分だけを請求してほしいとつい思ってしまいます。

〈新東名高速道路・静岡SA・51A〉
浜松SA→静岡SA間:約57km
充電容量:4.7kWh
充電率:47%→86%
充電時間:20分(240円)
P1160034


静岡SAで入れることができたので、今回も清水PAはパスしました。
次は駿河湾沼津SAです。今回はこの後、御殿場から山中湖へ上っていかなければならないので、ここでは十分入れておきたかったのですが、ここも51Aしか出ませんでした。そこで、高速道路上の経路充電では初めて、規定時間の30分間をフルに使って充電しました。

〈新東名高速道路・駿河湾沼津SA・51A〉
静岡SA→駿河湾沼津SA間:約58km
充電容量:5.8kWh
充電率:40%→88%
充電時間:30分(360円)
(写真なし)


御殿場から山中湖間は下ったことはあったのですが、上ったことはなかったので、どれくらい電気を消費するかわかりませんでした。しかし、なんとか無事に上りきり、事前に調べていた「忍野村生涯学習センター」にたどり着くことができました。
EV・FCVパレードランの開会式が行われる富士北麓駐車場には急速充電器が設置されていますが、当日は約40台もの電気自動車が集まってきますから、どのように混雑するか予想もつきませんでした。ですから、翌日に備えて宿泊先のホテルに入る前に十分入れておきたかったのです。
ところが、ミニキャブミーブがわずかの差で充電を始められたところでした。ナンバーを見ると茨城ナンバーでしたから、もしやしてと尋ねると予想通りパレードラン参加者でした。まあ、ここまで来たら着いたも同然ですから、ゆっくり待つことにしました。すると、なんとそのすぐ後に東北ナンバーのリーフも到着するというオマケもありました。もちろん、パレードラン参加者でしたが、さすがに別の充電器へ向かわれました。
しばらくしたらミニキャブミーブの方が譲ってくださり、めいっぱい時間をかけてフル充電しました。ありがとうございました。
忍野村生涯学習センターの充電器の横には、設置したばかりのような料金ボックスがありますが、今後も当面の間、無料で利用できるそうです。(上限60分間)
続きは後日「復路編」へ

〈忍野村生涯学習センター・41A〉
駿河湾沼津SA→忍野村生涯学習センター間:約50km
充電容量:8.2kWh
充電率:27%→95.5%
充電時間:46分(無料)

往路経路上の充電総時間:133分(待ち時間を含まず)
往路経路上の充電料金:1044円
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富士スバルライン EV・FCVパレードラン(2017/07/12)

滋賀から小田原への往路(2017/05/18) 

日本初の電気トラック「eCanter」川崎工場で生産開始(2017/07/11)

プレスリリースでは、三菱ふそうトラック・バスが7月から川崎工場にて「eCanter」の生産を開始したと告知しています。それによると性能は以下の通りです。
  • 満充電走行距離:100km以上
  • 2017年内に50台生産(25台はセブンイレブン・ジャパン向け)


また、EVトラックついに日本で量産始まる(2017/07/14) によると、13.8kWhを一つのモジュールをにして、その3~5個を顧客要望に合わせて組み合わせるとありますから、最低でも電池容量は41.4kWhで、最高は69kWhとなるようです。価格は高くなっても良いから長い距離を走ることができる69kWhにするか、限られた地域の配送に使うので、41.4kWhで十分といった選択ができるようです。

(コメントをいただいたので加筆します:電池の価格次第で車両価格も決まるでしょうから、41.4kWhグレードもいかに電池を安く調達するかで販売数も決まるでしょう。今のトラックとの価格差が大きすぎると、維持コストが安い電気自動車のメリットがなくなるため買ってはもらえないでしょう。

また、電池は急速充電を繰り返すことを前提に、東芝の「SCiB」のように劣化が進まないものを選ぶ必要があるでしょう。また、電池の冷却をしないと1日の後半夕方以降に、夏の暑い日だと昼過ぎには電気の入りが悪くなるということが起こりうるので、電池を冷やす手段は必須でしょう。)

早速、セブンイレブンでは配送に使うのでしょうが、三菱ふそうトラック・バスがこれに先立ち、川崎工場内に急速充電器「EVパワーチャージャー」を8基設置したように(電気自動車充電スタンドの設置)、セブンイレブンでも対象ルート上での急速充電器の設置が進むかもしれません。なぜなら、セブンイレブンの配送では、各店舗で荷物の上げ下ろしをしていますが、その停車時間を利用して充電すれば、基地となる配送センターなどでわざわざ集中的に充電する必要がなくなります。また、配送トラックが使っていない時間帯は、開放すれば、充電サービスを提供することができます。

ローソンやファミリーマートといったコンビニの充電器は、コストを抑えるためにその出力が小さく、中速充電器と揶揄されていますが、荷下ろしの時間は少なくとも10分15分はかかるでしょうから、配送トラックのちょい足し充電には最適かもしれません。

それを裏づけるかのように、セブン&アイ・ホールディングスは、「イトーヨーカドー」や「Ario」、「そごう」、「西武」、「ヨークベニマル」などで提供する充電について、電子マネー「nanaco」を8月から使えるようにすると発表しています。今のところ、リストにある充電器は普通充電器がほとんどですが、上のような理由から、今後セブンイレブンに設置されるとしたら中速の充電器になるかもしれません。

セブン&アイ・ホールディングスとNEC、EV・PHV充電サービスについてnanacoを用いた決済に対応(2017/07/05)

(加筆:2015年にイオン系に大量に充電器を設置したとき、その時点で将来的にnanacoでの決済を予定していたようです。しかし、なぜか今回の2年後の実施となっています。
セブン&アイ・ホールディングスとNEC、国内最大規模3,380台のEV・PHV用充電インフラを導入」(2015/08/06)

セブン&アイとNEC、「ナナコ」でEV充電(2017/07/05)に料金の記載と「充電途中で満タンになったり帰宅したりする場合は、余った時間を次回以降に繰り越せる」とあります。

普通充電:1時間120円
急速充電:30分450円

また、EVオーナーズクラブのBlog欄には、以下のようにありました。
普通充電:1時間120円、2時間240円、3時間360円(上限3時間)
急速充電:15分225円、30分450円(上限30分)

普通充電の1時間120円は高いようにみえますが、1分あたりは2円です。三菱のベーシック・プラン会員で1分1.4円(1時間84円)ですし、そのほかにベーシックでは月額540円の会費を別途支払うこともふまえ、普通充電を繰り返すことが少ないことも考え合わせると、高額ではないでしょう。

また、急速充電の15分225円も1分あたりは15円です。三菱のベーシック・プラン会員は、高速のSAで1分12円ですし、日産では1分15円ですから、こちらも高額ではないでしょう。)

ドイツポストのEV(2017/06/17)

e-Golfに出会いました。
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7月11日に富士スバルラインで行われたEV・FCVパレードランからの移動日、7月12日に新東名の浜松SA(下り)で新e-Golfに出会いました。また別の機会にEV・FCVパレードランへの往復の行程については書きますが、今回の移動中もほぼ充電渋滞に巻き込まれることもなく、順調に充電できていました。この浜松SAに着くまでは。

私の乗るアイミーブMグレードは、電池容量が10.5kWhしかないために、今回のように片道350kmほどを往復しようとすると、5・6回充電器に立ち寄らなくてはなりません。そこで、あらかじめ充電ポイントをリストアップし計画的に充電を繰り返すのですが、今まで6年間乗った経験から、走行可能距離をふまえた本命の充電器を目指して走りながら、その一つ手前の充電器にも必ず寄ることにしており、そこが空いていたら躊躇なく充電を行うことにしています。

なぜかというと、電気を最後の方まで使いきってしまった状態で充電器までたどり着いたとき、そこに先客がいたらその先に進むだけの電気がないために、最長で30分間待たなければならなくなるからです。 ところが、本命の一つ手前で余裕を持って『チョイ足し』をしておけば、次の充電器までの距離によっては本命をとばすこともできますし、本命の充電器で充電中の車を見かけたら、その待ち時間に合わせて30分かかるならその先の充電器へ、時間が短ければ順番を待つことができるというふうに選択肢を増やすことができるからです。

たとえば、自宅からだと名神高速の『尾張一宮PA』(上り)まで十分走ることができますが、その約30km手前にある『養老SA』で充電することにしています。なぜなら、『養老SA』に先客がいたら『尾張一宮PA』まで走れば良いですし、『養老SA』で『チョイ足し』をしておけば、『尾張一宮PA』をとばして『上郷SA』を目指すこともできるからです。電池容量が多ければ、このような方法をとる必要はないのでしょうが、多くのSAやPAに急速充電器が1基しかない状況では、充電渋滞を避ける方法として、大量の電池を積む電気自動車でも残りの電池容量と充電ポイントとの距離によっては有効な方法かもしれません。

 e-Golfのことを書く前に、なぜ長々と充電渋滞を避ける方法を書いたのかは、後で関連した話が出てくるからです。

浜松SA(下り)と岡崎SAとは約61km離れていますし、浜松SAの手前の静岡SAで満充電に近く充電できたとしても静岡・岡崎間は約118km離れていますから、時速80kmとおさえて走ってもJC08モード120kmのMグレードでは悲しいかな届きそうにありません。e-Golfの話に戻します。

そこで、今回の場合は浜松SAに立ち寄らざるを得なかったのですが、そこで白の e-Golfと出会いました。 浜松SAに入ったときには、「わっ!先客や」と思っただけだったのですが、よく見るとGolfです。ここで頭の中が混乱しました。私のe-Golfに対する知識は以下のようなものだったからです。

先代のe-Golfは、日本の急速充電の仕様CHAdeMOと一部相性が悪かったようで、テスト車両は国内で走らせましたが一度撤退しています。その後、電池容量を24.2kWhから35.8kWhへと増やした新e-Golfを出すとは聞いていましたが、その発売日は夏頃のはずだと思っていました。7月12日といえば夏かもしれませんが、発売されたと聞いていませんが、私が知らないだけだったのか。

(帰ってからあらためて調べてみると「6~7月をめどに日本で発売すると発表」と1月に書いている記事を見つけました。しかし、現在でもVolkswagen(フォルクスワーゲン)の 日本法人HPにはモデルリストにe-Golfはあがっていません。車両のテスト走行だったのかもしれません)

オーナー?の了解を得て写真を撮らせてもらったのが2枚の写真ですが、紛れもなくドア前方には「e-Golf」の文字が入っていますし、目の前でCHAdeMO仕様の充電器で充電しているのです。

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充電中に見たとき、充電器の画面には充電率約40パーセントの表示で「60A、7.6kWh充電」と出ていました。
60Aしか電流が流れていないので、ここでまた疑問が。関東のナンバーでしたから、浜松まで来る間に電池の温度が上がったのでしょうか。電池の冷却機能が付いていないから60Aだとすると、35.8kWhの電池では充電するのに時間がかかってしまいます。もしくはアウトランダーPHEVのように最初から上限60Aの仕様なのでしょうか。(この後、富士吉田から走ってきた私のアイミーブでは100A出た)しかし、「充電時間はチャデモだとおよそ45分で80%のチャージ」との記事もありました。

私がアイミーブを横へつけたときに見たら、オーナーは充電ガンの操作に慣れていらっしゃらないようだったので、お手伝いしました。そんなこともありその後、少し立ち話をさせていただいたのですが、せっかくの機会だったので、上のような疑問も含めて発売時期などもう少し詳しく聞くのでした。ここから30分充電されて時間はあったのですから。

後で、今度は黒いe-Golfが入ってきました。さすがに私の後では時間がかかるので、この先の岡崎SAへ向かわれたようです。(アイミーブMグレードは28パーセントから94.5パーセントまでこの後17分間充電)

私は次ぎに、浜松SAから約61km先の岡崎SAで充電に寄りました。ここには2基ありますから、渋滞にあう確率は少なくなりますが、1基で先ほどの黒e-Golfが充電をしていました。私は電池の温度を上げないために時速80kmを保って運転してきましたから、ゆっくり来たつもりでしたが、黒e-Golfは充電されている途中でした。私の移動時間から考えて、30分間フルに充電されていたのではないかと思います。

ここで私は、46.5パーセントから96.5パーセントまで20分間充電をしました。次ぎに予定している約56km先の尾張一宮PAまでなら90パーセントを越えてまで充電する必要はないのですが、浜松SAのように渋滞することも考えてのことです。

予想は当たり、尾張一宮PAには先客がいました。それも先ほどの黒e-Golfです。そこで充電状態を伺うと充電を始めたばかりとのこと、このまま待っていれば効率が悪いとすぐに約30km先の養老SAへ向かいました。尾張一宮PAから養老SAにかけては上り坂が続きますから、電気の消耗がはげしいのですが、先の岡崎SAで十分充電していますから、電欠の心配はいりませんでした。最初に書いたように、容量の少ない電気自動車でも電池容量と距離を考えながら走れば、渋滞を避けながら楽しく走ることはできます。

ただし、電欠の心配はしなかったものの、先ほどの黒e-Golfの充電の方が気にかかりました。いくら60Aしか出ないとはいえ、岡崎SAで充電し、尾張一宮PAでも充電する必要があるのだろうかと。私の10.5kWhのでも岡崎SAから約85km先の養老SAまで走ることができるのに、35.8kWh・満充電での航続距離が300km(NEDC・新欧州ドライビング・サイクル)と聞く電気自動車がなぜ尾張一宮PAで充電をする必要があるのだろうかと。先ほどの白e-Golfの方の話では、目的地は私と同じ滋賀県北部でしたから、少なくとも3分の1の電池容量しかない私のアイミーブの充電パターンが最低条件のはずです。(加筆:ちなみに滋賀県北部にVolkswagen(フォルクスワーゲン)の 営業所はない)

60Aしか出ないために30分制限の岡崎SAでは十分充電ができず、トイレ休憩のついでに充電をしていたのか。テスト走行を兼ねているために製造メーカーの違う充電器でも充電できるかを確かめるために立ち寄っていたのか。充電にCHAdeMOのカードを使ったのか。などと疑問が多く残るe-Golfとの出会いでしたが、初物をいち早く見させていただきました。

ちなみに、養老SAに着いたときは、電池容量は33.5パーセント残っており、暑さと長距離走行により電池温度が上がったためにここでは51Aしか出ませんでした。ですから74.5パーセントになるまでに23分間もかかりましたが、家に帰り着くまでには十分な量ので、切り上げて出発しました。

出遅れるな、世界のカーメーカーのリーダーとして(2017/07/09)

学生が発言するプロジェクトの中で、「リーフ」に1か月間乗った体験を載せています。
その中で、気になった点を2つ上げておきます。
まずは、「電気自動車を前面に押し出しているメーカーは現在のところ日産のみ」です。まあ、事実としてはほぼ当たっていますが、「世界初の量産型電気自動車」を作ったメーカー三菱自動車工業の認知度はこの程度という例でしょう。

もう一つは以下の文です。「電気自動車の普及の遅れの最大の原因は何といっても充電スポットの少なさと充電にかかる時間です。ガソリンスタンドより充電スポットが圧倒的に少なく、また急いでも80%充電まで最大30分かかることなど、かなり面倒なのは否めません」

1か月間試乗した体験を元に書いているはずですが、現電気自動車オーナーとしてはここにも違和感を感じます。確かに、急速充電器が今以上に増え、1カ所に複数基付けばさらに便利ではありますが、現状でも当初の不便さは解消されつつあります。

著者の学校は同志社大学とありましたから、京都府にお住まいでしょう。ドライブには近隣の県まで出かけられたでしょうが、こと京都府に関していえば、 充電スタンドの情報を載せる「EVsmart」によると総数で402ヵ所あり、そのうち急速充電器は、ざっと数えただけでも100数ヵ所あります。ほぼ把握している臨県の滋賀県内には総数で244カ所の充電器があり、そのうち急速充電器は118カ所に設置されています。(普通充電器と急速充電器が併設されていても1カ所とカウント)

これが少ないと見る向きがあるかもしれませんが、ガソリンスタンドの数は統計は古いですが、2014年には京都府内452ヵ所・滋賀県内342カ所となっています。ガソリンスタンド1カ所につき、いくつも給油口があることは多いために、実際にはその差はもっと大きいですが、単純に比較すれば、京都府の場合ではスタンド:急速充電器=452:100となります。(スタンドの数は毎年減り続けており、3年後の現在は数をさらに減らしていると予想される)

ちなみに、2009年から2016年までの8年間に購入補助金を受けた電気自動車とプラグインハイブリッド車の合計台数は、京都府で2418台、滋賀県で1732台となっています。「世界初の量産型電気自動車」である三菱アイミーブの法人販売は、2009年から始まっていますから、この台数が上限であると考えて良いでしょう。

また、2017年4月末現在の乗用車の保有台数は、京都府で1,004,772台、滋賀県で794,554台となっており、集計年度が違っているため正確ではありませんが、京都府と滋賀県とも乗用車に占める電気自動車とPHVの割合は、それぞれ約0.2パーセントでしかありません。そのわずかの台数にもかかわらず、ガソリンスタンドの4分の1から3分の1もの充電器があるとも考えることができます。

さらに、個人住宅であれば、夜間に充電するために普通充電器を設置することが『普通』ですから、購入者の約半分が設置したとして、京都府で1200基、滋賀県で860基もの隠れた充電器が存在することになります。それも合わせれば、「圧倒的に少なく」というのは思い違いではあるでしょう。

著者は学生ですから、下宿先に普通充電器がないために夜駐車している間に満充電にすることができず、街中の急速充電器に頼らざるを得なかったため「圧倒的に少なく」と感じたのかもしれませんが。

(マーケティングを本業とする人でも「電気自動車の普及のためには、充電スタンドの普及と充電時間の短縮、走行距離と価格が鍵を握っています」と書き、いまだに普及が進んでいないようなコメントもある)

このような思い込みは、慣用句のように唱えられる急速充電で「80%充電まで最大30分」とかなり重なる部分があります。自動車メーカーの広告している数字がひとり歩きしているようです。実際に『30分』は、「バッテリー残量警告灯が点灯した時点から充電量80%までの目安」であって、ガソリン車でガス欠の警告灯が出るまで走ることはまれであるように電気自動車も同じようにその前に充電に立ち寄るでしょう。にもかかわらず、充電には必ず『30分』かかるものと誤解され、紹介文にはいつも引用されます。充電時間は、電池の容量や種類、電池の温度、気温にも左右され、30分かからずに済ますこともできます。

自宅で充電できれば、携帯を充電するように帰宅後に充電ガンを指しておくだけで、朝には満充電になっているのですから、そうであれば「面倒なのは否めません」という感想はなかったものと思われます。ガソリンスタンドで給油する必要がなくなり、自宅で一瞬カチッと充電ガンを差し込むだけで、朝には勝手に終了しているのですから、不便利なことはありません。

次世代自動車振興センターでは、「Ⅴ.マンション及び事務所・工場等への充電設備設置事業(基礎充電)の申請について」で充電設備に補助(充電設備の購入費の1/2等)を行っていますから、このような制度を利用できるところは利用して、利便性を高めていく必要があるでしょう。(マンションとは:共同住宅および長屋のことをいう)

いずれにせよ、1か月といわずにもっと長く乗ってもらって、たくさんの人に情報発信してもらうことが『誤解』を取り除き、電気自動車の普及につながっていくのでしょう。 

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