「電気自動車ニュース」は、EVオーナーズクラブ(EVOC)サイトへ情報提供しています。記事によっては,時間がたつとリンク切れになる場合があります。

EVユーザーとして声を大にして伝えたい!自動車メーカー・充電器メーカー・EV関連団体への要望(2017/11/07)

みんな実際はどう思ってるの?充電スタンドの利用方法やマナーについて今こそ話そう!(2017/11/07)

充電スタンド検索サイトを運営する「GoGoEV」では、上の2点について電気自動車オーナーの意見を募集しています。

両方とも早速書き込まれており、興味深く読みました。特に「自動車メーカー・充電器メーカー・EV関連団体への要望」の方には、充電器メーカーの方の感想や要望に対する返答が書かれており、このような意見の交換はたいへん有意義で、ありがたいことです。 

【インタビュー】FITの2019年問題がEVの転機になる(2017/11/06)

FIT(固定価格買取制度)による太陽光発電の買取期間10年間を終える「2019年」には、電力会社へ売られていた約50万世帯の約200万キロワットが自家消費にまわるようになると見込まれています。電力会社から電気を買うよりも自宅の太陽光発電由来の電気を使うほうが安くなるからです。また、そうした場合に家で使い切れない分の電気は、蓄電池や電気自動車に貯めておいて、夜に家で使えば良いという内容の話です。

現在、常設型の蓄電池価格は、ニチコンの 12kWhタイプの物で基本工事費を除いて200万円ほどしますから、現時点で蓄電池の導入コストは高いものがありますが、電気自動車を持っている人にとってはすでに蓄電池を持っているのと同じことですから、余った太陽光発電の電気を電気自動車へ貯めて、夜や雨の日に使うということは難しくないでしょう。電気自動車から家庭へ(V2H)は実例も始まっています。

島に「e-NV200」(2017/04/13)

また別の側面では、FITの買取を終える約50万世帯の半分25万世帯が25万台の電気自動車に買い換えたとしても、昼間、自宅に電気自動車があるという条件下ではありますが、電気は自前で充電できる環境にあるのですから、電力ピークの昼を考えた発電所を増やす必要はないともいえます。

家庭用蓄電池の価格比較

この1年少し先のことを考えて、企業は動いているのでしょう。BYDのフォークリフトと蓄給電のところで紹介した ニチコンには、売電から自家消費にむけた技術として「トライブリット蓄電システム」を2018年4月から販売するようです。
33

 ニチコンの 12kWhタイプは約200万円ですが、初期リーフの24kWhグレードの電池は極端に劣化して半分になっても12kWhですから、蓄電池としてのみをみれば今の安い中古車価格は魅力的かもしれません。あまり走らないリーフを置くスペースがあればの話ですが。

現実的には、日産は関連会社フォーアールエナジーからリユースバッテリーを発売しています。2019年に向けて家庭設置用バッテリーの需要が高まり、リユース市場も活況を呈してくるのかもしれません。 

【インタビュー】「エネルギーのIoT」がEVエコシステムの本命(2017/11/08)

(余談「リチウムバッテリーとしては100万円くらいの価値になるのでリユースします」というのに、いかにもリーフの下取り価格は安すぎます)

相変わらず「エネルギー(発電)問題、バッテリーの再利用の確立など課題はまだ多く」と書く記事もありますが、2019年を待たなくても、再生可能エネルギーは実用化してきており、世界的にみればエネルギー転換はおこりつつあります。映画「日本と再生 光と風のギガワット作戦」を見ましたが、そこではやはり電気自動車がその存在感を示していました。再生可能エネルギーが豊かな日本の未来を約束してくれるであろうエネルギーに期待し、私もいずれは電気自動車を組み入れたオフグリッドの家をと夢見ています。

サムスン、距離2倍のEV電池 30年ごろ実用化 (2017/11/07)

サムスン電子は、リチウムイオン電池の次の世代「全固体電池」のさらに次の世代にむけて、「リチウム空気電池」を「開発」すると報じています。(有料会員限定記事でも登録会員をすると月10本まで無料閲覧できます)

リチウム空気電池の利点は、軽量・小型で、理論上は一充電走行距離を現行リチウムイオン電池の1.75倍にすることができるそうです。しかし、トヨタの開発する「全固体電池」の実用化、日本での電気自動車発売は2022年頃ですし、サムスンの研究は始まったばかりで、実用化は30年ごろということですから、あくまでも「計画」ということのようです。

リチウム空気電池については、4月5日に日本の「物質・材料研究機構 科学技術振興機構」がカーボンナノチューブ空気極により超高容量なリチウム空気電池を開発~リチウムイオン電池の15倍!として発表しています。

また、以下のように電池の大容量化については、様々な発表がありますが、なかなか現実のものとはなりません。しかし、このような電池が実用化されれば、電気自動車の航続距離が大幅に伸び、コストダウンにより車両の低価格化が期待できます。

英大学と英ベンチャー、電気2重層キャパシターの容量密度を100倍に(2016/12/08)

リチウムイオン電池の寿命が12倍以上に---安永が技術を開発(2016/11/29)

NEDO:革新型蓄電池の実用化に向けた共通基盤技術の開発に着手
.(2016/05/18)

大容量フィルム型リチウムイオン電池 事業化へ|新着情報|積水化学.(2016/03/09)

日立造船が全固体リチウムイオン電池を開発、車載用に2020年に製品化 - MONOist(モノイスト).(2016/03/04)

未来予想図は、記事に付属させる形で書いてきましたが、たいへん長くなってきたので別にまとめます。

以下、2018年から2040年までの計画・予想発表記事を時系列に整理しています。ただし、これらはすべてあくまでも「予定」であって実現するかどうかは「未定」です。(初出2017/08/18、更新2017/11/18)


(2018年)

FOMM <クルマ革命>「飛ぶ」「泳ぐ」未来そこに(2017/08/21)
  • 2018年夏ごろに超小型EVをタイで生産と販売を開始
◯日産 中国合弁会社「様々なタイプの電気自動車を積極投入する」(2017/08/14)

◯日産 新型リーフに電池容量を増やしたグレード追加(「Longer Range」)

◯ホンダ  Meeting 2017 代表取締役社長 社長執行役員 八郷 隆弘 スピーチ骨子(2017/06/08)
  • 2018年に中国専用電気自動車モデル発売
◯現代自動車 2018年前半に1充電で390キロメートル走るSUVを発売(2017/8/17)
  • 航続距離が500キロメートルのEV開発に着手
◯ジャガー・ランドローバー(英) ミドルサイズSUVの電気自動車を2018年後半市販化(2017/08/19)

◯ドイツ 電気自動車への移行で大規模投資必要=首相(2017/05/22)
  • ダイムラーは、2018年半ばでにリチウムイオン電池の操業を開始
◯ロシア 2018年に電気自動車工場の建設がスタート(2017/04/12)

◯タイ 充電1000カ所新設 18年末(2017/09/01)


(2019年)

◯三菱 EV拡充 日米欧でSUV投入(2017/09/24)
  • 軽自動車がベースのEVも国内に19年にも投入(当初の2020年から前倒し?)
◯東芝 EV用電池開発 6分で充電320キロメートル走行(2017/10/02)
  • 体積あたりの容量を2倍に
  • 従来の5倍の電流で充電が可能
◯インフィニティ ついに電気自動車の発売を計画中(2017/09/28)
  • 日産が海外で展開する高級車ブランド、2019年の発売を目指して新型EVを準備中
◯ホンダ 理想的な都市型EVのコンセプトを発表――Urban EVは2019年にも欧州市場に投入(2017/09/13)

◯マツダ ロータリー・エンジンを搭載したレンジエクステンダー車を2019年に発売

◯ルノー、東風、日産(中国)投資有限公司 が設立する「eGT」(eGT New Energy Automotive Co., Ltd.)は、電気自動車を2019年に生産開始(2017/08/29)

◯GM トヨタ・VW、20年代前半にEV量産へ(2017/10/03)
  • 現行の「シボレー・ボルトEV」を土台に2車種
◯ポルシェ  「Mission E」が2019年に発売へ。価格はパナメーラと同等(2017/09/19)
  • 米国では少なくとも8万ドル程度から
  • 一充電航続距離が300マイル(480 km)。350 kW急速充電にも対応 
◯フィスカー 一気に640㎞走行可能な電気自動車を2019年から生産(2017/08/14)
  • 9分で160㎞分のバッテリー充電、価格12万9,900ドル(約1440万円)
◯ボルボ 2019年以降にエンジンのみを搭載した車の生産を終了(2017/07/05)
  • ボルボ・カーズは全ての車にモーターを搭載
◯テスラ 
◯BMW 「MINI」2019年、市販EVをラインナップ(2017/08/30)

◯ダイムラー 「メルセデス・ベンツ」インドネシアで2019年に電気自動車を発売(2017/09/07)
◯インド マヒンドラ、EV生産能力2倍に 最大月1000台(2017/5/24)
  • 2019年には1充電で最大350キロメートルを走る新型車を投入
◯中国 新エネ車のノルマ先送りへ…反発を考慮か(2017/09/01)
  • メーカーに新エネルギー車(電気自動車など)の現地生産を課す新規制について、開始時期を2018年から実質的に1年延期
  • 2019年から全体の10%、翌年は12%を新エネルギー車に決定(2017/09/28)


(2020年)

◯ヤマダ電機 EV出資発表 全国店舗で販売(2017/10/31)
  • FOMMと提携し、2020年までに全国のヤマダ電機店舗やインターネット通販で100万円以下の電気自動車を販売
◯トヨタ 2020年に中国へEV導入…車両電動化への取り組みを加速(2017/11/17) 
  • トヨタ 全固体電池搭載のEV発売へ 数分で充電(2017/07/25)(リンク切れ)
  • 2020年にオリンピックモデルの電気自動車を大会で使用
◯スズキ トヨタが支援し2020年ごろにインド市場への電気自動車投入(2017/11/17)
  • トヨタもスズキから供給を受け、自社ブランドで発売
◯三菱 EV拡充 日米欧でSUV投入(2017/09/24)
◯ホンダ 2019年に欧州市場に投入するUrban EVを2020年に日本で発売(2017/10/25)

◯GSユアサ EV電池 走行距離2倍 ガソリン車並みに(2017/08/08)
  • 1回の充電で走れる距離を2倍に伸ばす新型電池の量産を2020年にも開始
e-Gle(イーグル) 100万円のEV、インド市場向けに開発始動(2017/10/06)

◯日立造船 全固体リチウムイオン電池を開発、車載用に2020年に製品化(2016/03/04)

◯積水化学 大容量フィルム型リチウムイオン電池 事業化へ(2016/03/09)
  • 車載分野で2020年以降の参入を目指す
◯テスラ ロードスターの2世代目モデルを2020年までに発売(2017/11/17)
◯ダイソン 他社とは「根本的に異なる」EV製造へ-2020年までに(2017/09/27)
  • コードレス掃除機などで培った蓄電池やモーターの技術を生かし、すべて独自での開発
  • 2020年代の初めまでに全固体電池を採用し、「スポーツカーではなく、非常に安い車でもない」EVを発売
◯ジャガー・ランドローバー(英)  ジャガー・ランドローバー、全車を電動化へ…2020年以降(2017/09/08)
  • 2020年以降に発売するすべての車種のパワートレインを、電動化
◯アストンマーティン(英)  ラインアップ全モデルをハイブリッド化すると発表!
  • 2020年末までに全車種の4分の1を完全電気自動車に
◯フォルクスワーゲン 2020年にVolkswagen I.D.の発売(2017/08/08)
  • 価格は3万〜3万5000ドル、航続距離は約250〜300マイル(約400キロ~480キロ)
  • 前後にモーターを1基ずつ搭載、83kWhのリチウムイオン・バッテリー(2017/09/16
  • 2020年から新型EVを3車種発売
  • 20年までに年40万台の中国販売を計画
◯アウディ 市販EVを3車種ラインナップする(2017/08/24)

◯BMW 2020年に電気自動車の大量生産を開始(2017/09/11)
  • 2025年までには全部で12車種の完全EVを展開
◯ドイツポスト 配送用「自家製EV」を試し乗り(2017/06/14)
  • 2021年をめどに約47,000台の配送車のほぼすべてを電気自動車に切り替える
◯ダイムラー 「メルセデス・ベンツ」「コンセプト EQ A」のスケッチを公開! 2020年以降に市販化予定(2017/09/10)
◯フォード 新しいSUVを2020年に発売(2017/05/18) ◯ドイツ 2020年までに独国内の充電ステーションなどを10万カ所、追加で設置(2017/09/14)


(2021年)

◯スバル 富士重、2021年に電気自動車を投入へ=吉永社長 | ロイター(2016/05/12)


(2022年)

◯日産・三菱・ルノー アライアンス 2022: 年間販売台数1,400万台(2017/09/15)
◯ホンダ 2022年をメドに「超急速充電」のEVを複数発売

◯トヨタ 全固体電池搭載のEV発売へ 数分で充電(2017/07/25)(リンク切れ)
  • 「全固体電池」を搭載した電気自動車を、2022年にも日本国内で発売する方針
◯フォルクスワーゲン ワーゲンバス「I.D. Buzz」を発売(2017/08/23)
  • ベースは「I.D.」で、レベル3の自動運転技術を採用
  • 北米・欧州・中国で、商用モデルと乗用モデルの両方投入 
  • コンセプト・モデルは、新欧州ドライビングサイクル航続距離600km
◯ダイムラー 「メルセデス・ベンツ」2022年までに全車種を電気化(2017/09/12)
◯タイ 名物「トゥクトゥク」、電気自動車化へ(2017/10/05)
  • 政府は、全国で約2万2000台のトゥクトゥクを2022年までに全てEVに切り替え

(2023年)

◯GM トヨタ・VW、20年代前半にEV量産へ (2017/10/03)
  • 2023年までに20車種以上の電気自動車と燃料電池車を発売

(2025年)

◯ホンダ 欧州での電動化ビジョンを発表(2017/03/07)
  • 2025年をめどに欧州四輪販売数の3分の2を電動車両(ハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリーEV、燃料電池)に置き換える
◯テスラ イーロン・マスク氏が予想する「自動車業界に起こる3つの大きな変化」(2017/07/19)
  • おそらく10年後(2027年)のアメリカでは、新たに生産される自動車の半分以上がEVに」
  • 「EVの価格は、従来のガソリンエンジン車と同程度に」
◯アウディ 新車販売の3分の1をEVにする(2017/08/24)

◯BMW 2025年までには全部で12車種の完全EVを展開(2017/09/11)

◯フォルクスワーゲン EVの半数を中国で 25年に150万台販売(2017/09/13)
◯オランダ 電気バス完全走行プロジェクト、2025年は全土に (2016/06/06) ◯ノルウェー ではなぜ電気自動車普及が成功したのか?(2017/06/01)
  • 2025年以降は、従来のガソリンおよびディーゼル車の新規登録廃止を目指す
◯インドネシア 国産電気自動車、部品の輸入関税を5%に(2017/09/04)
  • インドネシア政府は、EV部品の輸入税率を現行の50%から5%に引き下げることを検討
  • 2025年までに国内自動車生産台数の2割をEVに


(2030年)

◯マツダ 2030年前半までに全モデルに電気モーターを搭載する計画(2017/09/18)

◯スズキ 小型SUVタイプのコンセプト車「e-SURVIVOR」は、2030年の実用化を想定(2017/09/22)

◯新エネルギー・産業技術総合開発機構 革新型蓄電池の実用化に向けた共通基盤技術の開発に着手(2016/05/18)
  • 2030年に航続距離500km程度の走行性能を有する普及価格帯の車載化を目指す
◯フォルクスワーゲン 30年までに全300モデルの電気自動車版を提供へ(2017/09/12)

◯サムスン 距離2倍のリチウム空気電池 30年ごろ実用化 (2017/11/07)

◯マレーシア 電気自動車の成長加速、30年までに本格導入(2017/08/16)
  • 2030年までに電気自動車登録台数10万台、充電器12万5,000カ所
◯インド 電気自動車のみ販売へ 2030年までに(2017/06/04)
  • 2030年までに同国内で販売する自動車を全て電気自動車に
◯ハワイ州 電気自動車導入、法制化へ=米政権のパリ協定離脱批判-ハワイ知事(2017/08/31)
  • (2027〜2037年)ガソリン車から電気自動車や燃料電池車への移行を促すための方策を検討し、導入目標を設定
◯パリ ディーゼルとガソリン車の乗り入れ禁止目指す 2030年までに(2017/10/16)


(2040年)

◯イギリス ガソリン・ディーゼル車の販売禁止 40年までに(2017/07/26)
  • 2040年までに国内でのガソリン車とディーゼル車の販売を禁止
◯フランス 40年めどガソリン車販売禁止 政府、ディーゼルも(2017/07/07)
  • 2040年頃(まで)に国としてガソリン車とディーゼル車の国内販売を禁止

超急速EV充電、欧州で400カ所整備へ BMWなど4社連合 (2017/11/03)

ホンダもEVシフトに書いたホンダの電気自動車が「超急速充電」に対応する件の続編です。今回の記事では、電気自動車普及への一環として、BMWやダイムラーなど4社が2020年までにヨーロッパの幹線道路沿い400カ所に出力350キロワットの超急速充電ステーションを設けると報じています。

ヨーロッパの面積からいって設置数は少ないように思いますが、電池の大容量化や充電の短時間化により、少ない配置でも大規模に設置したことと同じような効果があるのでしょう。

また、こうした海外での動きに関連して、日本の急速充電規格である「チャデモ」も150キロワットから2020年頃には350キロワットに引き上げるのでしょうし、「コンボ」規格も併設する予定なのでしょう。

ホンダは、自社の電気自動車発売に合わせて2020年には各ディーラーに充電器を設置してくるでしょうし、その充電器は必然的に販売するからには「超急速充電」対応のものになるのでしょう。ホンダ・ディラーは全国に2400カ所ほどあるようですから、現在の7,160カ所あまりがいっきに1万カ所近くに増えることになります。

スズキやスバル、ダイハツなども電気自動車の開発を表明していますから、少なくとも充電インフラの不足はやがて誰も言わなくなるに違いありません。

充電6分でEVが320km走る、東芝が次世代リチウムイオン電池を開発(2017/10/06)

150キロワットの急速充電器(2017/03/29)

10
(画像:チャデモ協議会のHPより150kW充電器の写真を引用)

↑このページのトップヘ