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日産のリチウムバッテリーがキャンピングカーを変える?(2017/02/22)

以前紹介したリーフのバッテリーを搭載したキャンピングカー(2017/01/21)の続編です。
この記事によると、以前紹介したときとは仕様はずいぶんと違うようです。「市販を前提とした」車両や搭載バッテリーの容量も同じ12kWhでしたが、「1週間程度は持つ(予定)」というところから一歩下がって、「3泊4日程度は使えるのではないか」ということでした。エアコンや冷蔵庫、電子レンジを同時に使用することもあるキャンピングカーですから、仕方ないかもしれません。また、「NOTE e-POWERのようにエンジンで発電した電気をバッテリーに貯める」はずでしたが、走行充電はできず、100Vコンセントでの充電のみだそうです。それもリーフ24kWhグレードと同じ充電割合で、12kWh100V充電で8時間だそうです。同じ電池ですから、当然でしょうが。
「なんちゃって」電気自動車のNOTE e-POWERより、さらに電気自動車とは遠い存在になりましたが、同じ日産が作っているのですから、それぞれのユニットを結びつければ、真の電気自動車になる日も近いかもしれません。いずれにせよ、このような形でもバッテリーが使われることが増えて、電気自動車の価格の多くを占めるバッテリーのコストが下がることを期待します。

しかし、12kWhが「バッテリー代として150万円程度」というところは解せません。単純に倍とはいえないまでも、24kWhで300万円するはずがありません。リーフの希望小売価格は273万円なのですから。
日産はリユースバッテリーの関連会社も持っているのですから、そのようなバッテリーでも走行に使うわけではないのだから家電使用に十分だと思いますし、バッテリー価格も抑えることができるでしょう。
フォーアールエナジー

国際標準となったCHAdeMOのジレンマ、高出力化とコストの兼ね合い(2017/02/20)

自動車メーカーは、走行距離の長い電気自動車にするために、電池容量も10.5〜30kWhから60~100kWhと大きくしようとしています。そこで、CHAdeMO協議会では、大容量の電池に短時間で充電するため規格を新たに作ろうとしています。現在のCHAdeMO規格の急速充電器(500V、125A:最大出力50kW)を超急速充電器(500V、400A:最大出力150kW)へと仕様変更をおこなおうとしています。これに関してのインタビュー記事です。
この中で、CHAdeMO規格の急速充電器が「グローバルで1万3614基(日本6945基、欧州4051基、北米2097基、その他521基)」設置されているとありました。日本の規格ですから、そこに7000基余りあるのは当然として、ヨーロッパにも4000基もあるとは驚きでした。また、高規格は「2017年3月をめどに発行予定・・・製品化は2017年後半以降になるのではないか」とのことで、目前に迫っていることにも驚きました。
既報のように、トヨタもホンダも電気自動車分野への進出を表明していますが、今は営業所に急速充電器の影はほとんどありません。急速充電に対応したプリウスPHVも発売になりましたが、トヨタ店に設置の予定は全くないと聞くとネット上では情報が流れています。しかし、このままでは社会的な販売責任も問われかねませんから、いずれ各ディーラーに急速充電器を設置せざるを得なくなるでしょう。その時は、既設の置き換えではなく、イチからの設置となることから、トヨタやホンダ店には、(淡い期待ですが)超急速充電器がお目見えするかもしれません。

ホンダ、年内に米国で発売するEVとPHVは日本から輸出。どうなる対米投資(2017/02/17)
ホンダは年内にアメリカで発売する電気自動車とプラグインハイブリッド車を日本で生産するとする記事です。
「EVをやめたわけではない」(2017/02/02)で引用したように、燃料電池車(FCV)「クラリティフューエルセル」の電気自動車版「クラリティ エレクトリック」をアメリカで売り出すようですが、記事には「EVとPHVは日本発売も検討している」と踏み込んだ発言も書いていました。
電気自動車を買いたいなら急げ!いやPHVなら来年度?(2017/02/17)でも触れたように、もしも新年度にプラグインハイブリッド車へ一律20万円の補助金が出るようになれば、 需要が掘り起こされて発売は早まるかもしれませんし、ホンダのディーラーにも充電器が設置されるようになるかもしれません。

ただし、トヨタPHVの悪い前例がありますから、ホンダも「クラリティ エレクトリック」を急速充電対応にしながら、急速充電器は置かないということになれば、充電渋滞場所での混乱は必至です。

三菱自動車工業の賠償金申請の審査が完了

2016年12月28日にウェブサイトから申請した書類の審査が、完了した旨のメールが2月17日に来ました。
後日、銀行振込口座情報を登録するためのメールが送られてくるそうです。そして、3営業日以内に振込まれるそうです。

燃費不正問題
賠償金の申請(2016/12/29)に書きましたが、書類での申請では銀行口座の記入欄がありましたが、ウェブサイトからではありませんでした。
(加筆)
翌18日に銀行振込口座情報を登録するためのメールが送られてきました。手続きを進めましたので、来週の前半に指定口座へ振り込まれると思います。
(加筆)
2月20日(月)にさっそく振り込まれました。

なお、『i-MiEV Xグレード』『ミニキャブ・ミーブ トラック』などの申請手続き期限は、2017年3月31日(金) までです。6月30日(金)までです。

(加筆)
三菱のトップや「最新情報」ページには、以下のように3月31日までとの標記があったために上のように最初は書きましたが、「eKシリーズ以外」の賠償には2種類あって、「『RVR』『パジェロ』『旧型アウトランダー』『ギャランフォルティス/ギャランフォルティス スポーツバック』『コルト/コルトプラス』の一部年式・型式」は3月締切、「『RVR』『デリカD:5』『ミラージュ』『パジェロ』『アウトランダーPHEV』『i-MiEV』『ミニキャブ・ミーブ トラック』の一部年式・型式」は6月締切でした。 お詫びして訂正します。
eKシリーズの賠償金、及びeKシリーズ以外の一時金対象のお客様におけるお支払い申請手続き期限は、誠に勝手ながら2017年3月31日(金) までとさせていただきます。

2016年8月30日に、i-MiEV、ミニキャブ・ミーブ バン、ミニキャブ・ミーブ トラックなどについては、新燃費値を再申請した関係で追加車種となり、締切日がずれたのだと思いますが、締切日が2つあるのなら、その旨を三菱のトップページや最新情報に書いておかないと誤解をうむのではと思います。
「RVR」「デリカD:5」「パジェロ(3.0LガソリンA/T車)」「ミラージュ」「アウトランダーPHEV」「i-MiEV(Xグレード)」「ミニキャブ・ミーブ トラック」賠償金の申請 専用ウェブサイト

<公表燃費と差が小さかったために対象外>
  • i-MiEV(Mグレード)
  • ミニキャブ・ミーブ バン
  • 平成 29 年度「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」に係る補助事業者募集要領(2017/02/09)PDF
    経済産業省は2017年度の「「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の交付先の公募」をおこなうとともに、その公募要領を発表していました。(予算額140億円、採択件数63,067件)
    それによると電気自動車は、今年度までのバッテリー容量(kWh)×11,000円というものから、一回の充電で走行することができる距離(km)×1,000円と算出方法が変更になっています。ただし、上限額は40万円です。(また、プラグインハイブリッド車は、要領の中に計算式がなく不明ですが、電気自動車と同じだろうと思われます。)こちらは、EV走行換算距離が30km以上の車両が対象という条件と上限額が20万円となっています。

    (加筆:上限額20万円は記載されていますが、補助対象経費も20万とだけ書いていますから、コメントいただいたようにプラグインハイブリッド車は一律20万円なのかもしれません。もしそうだとすると、三菱や日産の一充電走行距離が200km以下の電気自動車よりも、電池だけを使っての距離が60km台とはるかに少ない車の方が補助金額は多くなりますから、純粋の電気自動車よりもプラグインハイブリッド車の方を普及させたいとする方策になります。20万円というと新年度の電気自動車換算で200km走る計算ですから、プラグインハイブリッド車をいくら優遇したいといってもこの設定には無理があるでしょう。)

    後ほどにメーカーから公表されているJC08 モードを元に予想される2017年度補助金額の一覧を載せていますが、結論から言うと、ほぼすべての車種で補助金が減額されます。(加筆:プラグインハイブリッド車は大幅増かもしれません)ですから、電気自動車がほしい方は今すぐに契約されることをおすすめします。ただし、今年度の車両の初度登録は2017年3月3日まで、補助金の申請書受付は3月6日必着となっていますから、流通在庫車のみとなりそうです。この発表は2月9日にされていますから、もう少し早く気づくことがでれば良かったのですが。
    ただし計算上は唯一2車種、三菱 i-MiEV Mグレードが5000円、BMW i3 (33.2kWh)が25000円、補助額が上がりますから、この車をお望み方は、新年度に登録された方が良いでしょう。また、新年度に補助金が減る分、メーカーは車両価格改定をおこない安くするだろうと考えられなくもないですが、過去の例からいうとシステムのグレードアップやわずかな減額はあっても、補助金削減額よりは少ないので、実質的な支払額は多くなっていました。(最終的な判断は、あくまでも自己責任でお願いします)
    ミニキャブミーブの価格推移(2017/01/26)

    今回の算定基準改定で影響が大きいのは、バッテリーをたくさん積んだ高額な車と重い車です。たとえば、テスラの車は今年度すべて上限の60万円が出ていますが、これが40万円になりますから、これだけで20万円マイナスですし、モデルXの60kWhなどはモデルSにくらべて距離が伸びませんから26万2,000円もの減額になります。また、日産e-NV200 は、リーフの24kWhと同じ電池を積んでいますが、こちらも距離が出ない分、7人乗りではリーフの倍ほど額が減ってしまいます。これは、同じ電池を積んでいる三菱 ミニキャブ・ ミーブアイミーブでも言えることです。
    BMW i3 のように容量の大きな電池を積み、車体が軽く、航続距離が長い電気自動車が次年度の補助金制度では有利です。今後は、BMW i3のように300kmを越す電気自動車が次々と発売になりますから、それを見越しての制度変更かもしれません。

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    ※プラグインハイブリッド車の百円の端数は切り捨てになるかもしれません。

    2月15日に発売になったプリウスPHVですが、事前に8000台予約があったといっても実際の納車は3月以降でしょうから、3万円ほど減額になる説明が今ないと支払時に話が違うとトラブルになっていまうかもしれません。また、テスラ車は船で搬送されてくるから特にそうでしょうが、他のメーカーでも予約は昨年末に済ませていても登録は3月以降なら、補助金額が変わってきますから、ディーラーは対応に苦慮されるかもしれません。
    ちなみに、プリウスPHVが1万台販売されると6億8000万円の補助金が必要になります。

    補助金交付額一覧(2017/02/15現在)


    (加筆:もしかしてプラグインハイブリッド車が一律20万円だったときの一覧) 
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    加筆:こうしてみると、2月15日に発売になったプリウスPHVのためだけに補助金制度が改定されたと考えても、あながち間違いではない表になってしまいます。事前に8000台予約があったといっても実際の納車は3月以降でしょうから、登録日さえ間違えなければ、プリウスPHVは今年度の倍の補助金を得ることができます。ちなみに2016年度は、登録は2016年3月14日から、申請書受付は2016年4月20日からでした。
    なお、プリウスPHVが新年度に1万台販売されると20億円の補助金が必要になります。予算額は140億円(これは事業費であって、事務経費を引くと実際に補助される金額はもう少し少ないかもしれません)ですから、プリウスPHVだけで7分の1が消えることにもなります。

    プリウスPHV(2017/02/07)に「今までの補助金を巡る経過から減ることはあっても増えることはありませんでしたから、・・・トヨタのことですから、過去の経緯をひっくり返して、逆に新年度には1kWhあたり2万円とかを引き出してくるかもしれません」と書きましたが、悪い意味でこれが実現するかもしれません。
    補助金を出してもなかなか電気自動車の普及が進まない中、とりあえずプラグインハイブリッド車を広めたいという政策もわからなくはありませんが、純粋の電気自動車であるアイミーブ系や e-NV200 のほうが額が少なくなるというのは、事業目的の一つである「CO2排出量の削減」の理念に沿ったものでは到底ありません。また、外国の自動車メーカーが昨年からこぞって電気自動車分野への進出を表明してきた時期にもかかわらず、補助金を減らすようでは、事業目的としている「世界に先駆けてクリーンエネルギー自動車の市場を確立」にも反するでしょう。 官僚には「優秀な」という形容詞がつけられることがよくありますが、自分達で作った「目的」と「具体的な中身」との整合性がとれないようでは、「優秀な」は返上すべきでしょう。

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