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トヨタ、2020年に中国へEV導入…車両電動化への取り組みを加速(2017/11/17)

トヨタは、中国においてトヨタブランドの電気自動車を2020年に導入すると17日から始まった「広州モーターショー」の記者発表で明らかにしたと伝えています。この電気自動車は、日本で開発されたモデルで、中国が2019年に導入する新エネルギー車(NEV)製造販売比率規制をクリアするために製造も中国で行うそうです。

以前、SankeiBizでは、「中国自動車市場に「2018年問題」 新エネ車の現地生産義務化」(2017/08/14)でトヨタも2019年には「 中国でEV量産に乗り出す見通し」と報じていましたが、勇み足だったようです。

この他トヨタ関連では、トヨタがスズキの電気自動車製造を支援し、2020年ごろにインド市場へ電気自動車を投入する予定だそうです。また、トヨタもスズキからOEM供給を受け、自社ブランドで発売するそうです。

トヨタとスズキ、インドへのEV投入で握手(2017/11/17)

インドでは、2030年までに同国内で販売する自動車を電気自動車のみへと表明していますが、その理由は、世界で大気汚染が深刻な都市ワースト20のうち 半分をインドの市町村が占めるということがあるようです。18日のテレビでは、大気汚染で視界不良の中、事故で止まっている車に次々と車が突っ込んでくる様子を映し出していました。インドの大気汚染、1日50本喫煙に匹敵? 年々深刻に(2017/11/19)には、「ニューデリーの微小粒子状物質PM2・5の年平均濃度は、北京の約1・4倍」ともあります。

どちらの電気自動車も日本へ輸入されることはないでしょうが、トヨタ産の電気自動車が増えることで、そのデータが日本での製造に反映されるのでしょう。

ちなみに2020年のオリンピック・パラリンピックでは、オリンピックモデルの電気自動車を大会で走らせるそうですし、2022年には、「全固体電池」を搭載した電気自動車を日本国内で発売する方針のようです。(どちらもリンク切れ)

プリウスPHVのリコール(2017/11/15)

電気自動車のニュースブログですが、同じ電動車としてリコールの場合は、早めの点検・修理が重要ですので書いておきます。

2011年(平成23年)から2015年(平成27年)に生産されたプリウスPHVの20,442台で、駆動用バッテリの「ハイブリッドシステム保護用ヒューズ(EVヒューズ)の容量が不適切なため、高負荷運転を繰り返すと当該ヒューズが疲労断線する・・・そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能」となるおそれがあるそうです。

リコール等情報対象車両検索

EVヒューズを対策品と交換するだけのようですから、早期に対処できるのではないでしょうか。

来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、今から来年の準備をしておくと充電渋滞を避けることができて、帰省や旅行などの移動を笑って過ごすことができるかもしれません。

日本充電サービス(NCS)
は、早くもこの時期に「年末年始に急速充電器をご利用予定の方への参考情報」(2017/11/02)を掲載しています。 

高速道路設置の急速充電器の混雑状況とIC周辺設置の急速充電器リスト」では、今年のお盆期間中(2017/8/11~8/16)、高速道路に設置されている急充電器が時間帯ごとにどの程度混雑していたかをまとめています。NCSも書いているように、お盆と年末年始では混雑状況が異なる可能性もありますが、計画を立てる上では、多いに参考になる情報だと思います。なお、「IC周辺設置の急速充電器」 は、IC出口からおおむね1.5km以内にある急充電器だそうです。

具体的にな例を見てみると、新東名の下りでは浜松SAが6時〜12時にかけて充電待ちが多く発生しています。その先は、名神の尾張一宮PAで9時〜15時、さらにその先は、多賀SAで15時〜18時が混み合っており、充電渋滞が順番にずれていっているかのようです。ちょうどこの時間帯に移動した人は、待ち時間が長かったものと考えられます。

このリストを有効活用するとすれば、浜松SAよりもその一つ先で急速充電器が2基ある岡崎SAや上郷SAで充電したり、多賀SAを避けて、その先の菩提寺PAで充電する計画を立てた方が充電待ちに会う確率は低くなります。

また、同時に公表されている全国の急速充電器の混雑状況マップ(2017/8/11~2017/8/16実績) では、地図上の充電器が色分けされ、渋滞実績を読み取ることができます。

たとえば期間中、上の例で書いたSAなどの渋滞回数は以下の通りです。
浜松SA(下)58回、
岡崎SA(下)0回、
上郷SA(下)7回、
尾張一宮PA(下)10回、
多賀SA(下)15回、
菩提寺PA(下)2回


平成29年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金) 予算消化状況と今後の事業の進め方についてのお知らせ(2017/11/13)pdf

次世代自動車振興センターは、 そのお知らせで、補助金の残りは65億9028万円だとしています。

まだ予算額の55パーセントを残していますし、申請受付期限も来年 3 月 5 日まで4か月あると思われるかもしれませんが、新型リーフの納車が本格的に始まるのはこれからです。ですから補助金予算が底をつく時期は見通せません。もし電気自動車を購入しようと思われている方がいらっしゃいましたら、上記の告知文をよくお読みいただき早めの申請をおすすめします。

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銘柄ごとの補助金交付額より抜粋 2017年10月25日現在)

また、「来年度補助制度の内容につきましては、補助対象車両や補助金額の変更等の可能性がございますのでご承知置きください」とあるように、この電気自動車に対する補助金制度は、その条件が短期間のうちに変更されています。

たとえば、初期には、同型のガソリン車との差額の半分が補助金額でした。また、昨年度は、「蓄電池容量(kWh)×11,000円」で上限額は60万円でしたが、今年度からは「JC08 モード値の一充電走行距離(km)×1,000円」で上限額が40万円となっています。

電気自動車を普及させようというのですから、良い方に変更されると考えがちですが、補助金額は減ることはあっても増えることはまずありません。来年度、今年と同額補助という保証はありませんから、 このへんも含めて、よく検討されることもおすすめします。

ちなみに私の乗るアイミーブMグレードは、発売当初(確か)78万円ほど出ていましたが、本体価格の低下や補助制度の変更などがあり、現在では12万円となっています。

補助金受付は5月29日(月)頃から(2017/05/12)

補助金受付は5月下旬から(2017/04/20)

新型「日産リーフ」で琵琶湖一周してみた。(2017/11/08)

新型のリーフで琵琶湖一周をされたレポートです。(「琵琶湖一周」=通称ビワイチ)

最初に「スケールが大きくて、日本のどこにお住まいの方でもなんとなくイメージできるところで」とあるように琵琶湖の周りは、南は大津から大きく北まで回るとおよそ200kmあります。これくらいが新型リーフの航続距離をイメージするのに、ほどよいコースのようです。

同じようなことは地元滋賀県に住んでいる者はするもので、2012年5月に私もビワイチをおこなっています。ただし、当時も今も約100kmが限度のアイミーブMグレードでは、どこかで一度は充電しないと一周して帰ってくることはできません。

2012年当初は、琵琶湖の西側には1カ所も充電場所がなく、琵琶湖の北から反時計回りに南の大津市滋賀三菱大津店や滋賀日産大津店へ向かうと100キロ近くになってしまい、私のMグレードでは、ぎりぎりたどり着けるかどうかと心配な状態でした。ところが、その年の4月にルート上の中間地点にある「道の駅 藤樹の里 あどがわ」や「滋賀日産 安曇川店」に急速充電器が設置されたので、ビワイチができたわけです。
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上の地図のように、琵琶湖の周りにまんべんなく急速充電器が普及した今、電池10.5kWhのアイミーブでも不安を覚えることなく琵琶湖を一周することができます。ただし、5年も前とまた車種が違うのに比べることに無理はありますが、40kWhもの電池を積む新型リーフは、一度も充電することなく、電池残量41パーセントで一周したそうですから、時間の流れを感じざるを得ません。

逆に5年たっても変わらないことは、電気自動車に向けられる以下のような質問です。
「値段は?」
「何キロ走る?」
「電池はへたらない?」
「充電には時間がかかる?」

「値段」は徐々に安くはなってきていますが、補助金頼みの部分もありますので、自動車メーカーにはさらに努力してほしい部分です。

「何キロ走る」かは、私が普段乗っている電トラで80kmから90kmと言うと、遠出する車ではないので、この車の場合は納得してもらえます。ビワイチできるリーフも大きな問題にはならないでしょう。

「電池はへたる」は、携帯電話・スマートフォンなどの電池経験からきているもので、初期の電気自動車では見過ごすことができない問題でしたが、Mグレードなどに使われている東芝の「SCiB」電池のように高寿命なものもあるので一概には言えません。良い素材はあるのですから、リーフで改善されなかった電池の温度管理とともに、自動車メーカーには工夫してほしい部分です。

「充電には時間がかかる」は一番解決しやすい質問です。先日も声をかけられて、同じ質問4つを受けたのですが、最後に8時間もかかるのではなあという感想でした。Mグレードなら4時間ほどですが、それでも長いと感じられるでしょう。ところが、いつも書くように携帯電話などは充電器に差し込んだまま数時間置いておいても長いとは聞きません。これを電気自動車だと問題にするのはなぜでしょうか。それは、電気自動車をガソリン車と同じ感覚でとらえるからだと思います。

電気自動車は夜から朝まで動くことなく置かれたままなので、8時間であろうが何の不都合もないはずなのに、ガソリン車の感覚で比較するものだから違和感がわき出してくるわけです。

昼間の急速充電でも同じ事が言えます。電気自動車に乗っている人でも、急速充電器で90パーセントを越えてまだ充電している人を見るとガソリン車を満タンにする感覚でいるのだろうなあと想像します。70や80パーセントまでははやく電気が入りますが、それを越すととたんに時間がかかります。このような仕様はガソリン車にはありません。また、目的地までの容量さえ入れることができれば、途中で充電をやめた方が電気自動車にとっては効率が良いのに、『満タン』の呪縛から逃れられないのです。

この辺りの感覚は新型リーフの新規オーナでもわかりづらいところですから、ぜひとも新車引き渡し時に営業マンは説明してほしいものです。充電渋滞を減らすためにも。

余談ですが、2012年のブログを読み返していたら、「滋賀日産 安曇川店」の駐車場レイアウトが先進的だったことに気がつきました。当時も「充電待ちの車のためにか,充電口は一つのようでしたが,駐車スペースが急速充電器の両側2つに別れていました。EVが増えてくればこのような形の配慮が必要でしょう」と書いています。5年もたつのに、補助金の仕様書に取り入れるといったこともせず、ノウハウがなかなか生かされていかないことは残念です。
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